正しい日 間違えた日のネタバレレビュー・内容・結末

「正しい日 間違えた日」に投稿されたネタバレ・内容・結末

終わったと思ったらまた同じ物語が始まって、なんだと思ったら、違う会話劇になる物語だった。タイトルも逆になってる。たとえばキムミニが絵を描いているときのカメラアングルは前者では絵と本人を映し、後者にはもうわかってると言わんばかりにイーゼルの後ろから本人だけを映している。前者と後者で筆に乗る絵の具の色も違う。
映画のだいたいは身の回りに起こり得る変化を描くけど(ゾンビものとか)、それはそれで映画なのだから当たり前なのだけど、この映画はその部分は固定されていて、主役の人間の多面性に焦点を当てたプリフィクススタイル。確かに人間同じ日であっても同じ状態で同じことを喋るとは限らないな。タイムマシンに乗って同じ日に遡ってもこのくらいだったら違ってそう。
だいたい既婚者かどうかはどうでもいいんだけど、史跡でナンパっていうニッチなやり方がいけ好かないし道で拾った指輪を彼女にはめて愛してますそれあげますってそもそもおまえの物じゃないだろ。芸術家気質も含めてすべてが隙間産業すぎて今すぐ蹴り上げて帰りなさいよと思うけどキムミニがいいならいいですよ。
それをあのやたら気の抜けた、楽観的でアホみたいな音楽がすべて表しててああ大した気概で観るものじゃないのだなと思いました。悪口みたいになったけど好きな映画です。
正しいも間違いもなにもそもそも既婚者なのに地方で女の子ナンパしてる時点ですべてがまちがえてませんかね
ホン・サンスは今まで3作品しか観てなくて、あまり詳しくないのですが。
えーと、これは監督の体験談ですか?
自虐ですか!?
と突っ込まずにはいられない内容。

同じ設定・シチュエーションのストーリーを会話の内容を変えて二つのパターンで見せ、異なった結末を描く二部構成。

だいぶリアル過ぎるような会話劇がとにかく面白くて引き込まれた。

一つ目は『あの時は正しく今は間違い』というタイトルで。

二つ目は『今は正しくあの時は間違い』というタイトルで。

二つ目を見終えたら、もう一度一つ目を見返してその違いを検証したくなっちゃって、思わず2周しちゃったよ。。

時々、「いったい何を見せられているんだ?」という気持ちになりながらも、この独特な雰囲気の会話とやり取りにニヤニヤしたり、ドン引きしたり、居心地の悪さを覚えたり。

これは人によって気になるポイント、共感出来るポイントが様々だと思うのですが、男性目線か女性目線かでも色々と意見が別れそうですね。。

どっちが正しくて、どっちが間違いなのか。

あの時、どうするのが正解だったのか。

監督の意図的にはどちらかが正解、と言いたいところなのか。
それとも、どっちにしたって後悔はあるという示唆なのか。

私的には、まあどっちもどっちだと思うのだけども(笑)

一つ目の『あの時は正しく今は間違い』の方が、リアルに感じてしっくりきたかなぁ、私には。

映画監督のチュンスが理性で格好つけてて、だけどそれが露呈した時のダサさといたたまれなさが絶妙なリアル感で。
キム・ミニ演じる女の子ヒジョンが急にテンション下がってしまう、あの心理にも凄く説得力あって。

ラストも映画の上映会と講演の模様のほろ苦さが、ちょっと切なくて良かったな。


一方、映画監督のチュンスが正直に自分の感情や性格を露呈させていた二つ目のパターンの方は、結末としてはこちらの方が二人の関係性がポジティブな雰囲気ながらも、私的にはいろいろ気になるところが満載すぎた。

特にアトリエでチュンスがヒジョンの絵をけなす(?)シーンは普通にムカついたし、先輩のカフェでのチュンスの突飛な行動にはかなり引いたし、ヒジョンが極寒の中にチュンスを置いてけぼりにするシーンには小悪魔では片付けられないような悪意を感じたし。ちょっとひどいでしょう、あれは(笑)。
どういうつもりだったのかなぁ…?
私には今ひとつこのヒジョンの心情や性格が掴めなかった…。

まぁ、キム・ミニさんは本当にかわいくて魅力的なんですけども。

それにしても、「かわいいかわいい」言い過ぎだよねぇ。(言いたくて仕方なかったんだな…ホン・サンスが)

寿司屋のシーン、チュンスが酔っていい感じになって、下心を丸出しにしながらエロい視線で見つめ続け口説き続ける、あの演技はリアルに酔ってるとしか思えなかったのが凄い。

そして同じく寿司屋で、チュンスが泣き始めたシーンには心からドン引きしてしまい、見ていられなかった…。
けど、いるよねぇ、こういう酒癖悪い奴…と思わせるあるある感。

いろいろと痛いところを絶妙に突いてくるような描写が巧いなぁと思いました。


と、つい長々書いてしまいましたが、ホン・サンスやはり面白いなぁ、好きだなぁと改めて思えた作品でした。
既婚者の恋愛に正しいも間違いもあるかい、というのはひっかかるにしても、面白かった!
ブラックミラーバンダースナッチ。

2回繰り返してるのに飽きないしずっと会話聴いてるのとっても楽しい。
どちらかが嘘でどちらかが本音というわけではないと思う、でも言い方、バイブス、タイミング、どう転ぶかわからないよね。
ホンサンス×キムミニ4部作の中で一番分かりやすく面白い

こちらもマルチユニバースを表しているのか、
自分にも人にも正直になれば、正しい日になるってこと?

最後に少し正直になれなかった(家の前で待たずに直ぐに帰ったという嘘)ので、あそこ正直に答えるパラレルワールドもあるのだろう。。

2回目の世界の場合、キムミニにとっては正しいの日なのか…むしろ未練の残らない1回目の方が正しい日なのかも。と思ってしまう。

いずれにせよ
酔っ払ってるキムミニは可愛すぎる

(追記)
いまタイトルみて気づいたけど、これ正しい日と間違えた日の解釈が逆だった。。
監督サイドでは無く、キムミニサイドの正しい日、間違えた日だったのか!
酔っ払って適当に口説いてやれそうだなってところで地雷踏んで袖にされるくだりまで含めて酒の肴にちょうどいいエピソード。
「夜の浜辺でひとり」から2作目のホンサンス監督作。やはり面白い!

ホンサンス監督作の魅力だと思いますが、ドキュメンタリックな語り口ゆえ、まるで目の前で起きてる出来事のように感じられ、ちょっとしたことでも笑ってしまい、気まずいシーンは緊張感がある。
また本作はイフの2つの物語から成立しており、ちょっとした言い方・内容の違いで、全く異なる方向へ話が進んで行ったり、後の方は間違っているように見えて実は良い方に転がっていったり、構造としても非常に面白かった。

面白かったところ。挙げたらキリがないですが。
・主人公が初めにスタッフと話すとこで、あんまり深入りしないように、無理くり天気の話をする。
・泥酔したときの顔
・泥酔して床で寝る、服を脱ぎ出す
初韓国映画。
初ホン・サンス監督作品。

2人の出会いから1日の過ごし方の
間違えた日と正しい日を描いた
前半と後半。
何が正しくて何が間違えなのか
やってみなきゃわからないけど、
想いは素直に誠実に伝えた方がいーね。
韓国語特有なのかな、
淡々と進んでいく印象。

前半、結婚の話をされた時の
キム・ミニの表情がものすごくリアルで、とても良かった。
『正しい日、間違えた日』鑑賞。仕事で疲れていたせいか、前半は寝てしまっていた。後から聞いたら仮想現実の話だったのね。後半のエピソードだけ印象に残ってる。ホン・サンス的なダイアローグのシーン。慣れないと退屈だけど、慣れてくると見入ってしまう。テンポの良さと内容の軽妙さが実にコミカルで好ましい。
どうしようもない女好きっていうのは自身の投影なのかね。
正しい日 間違えた日。
恋愛物だと思って観たら、不倫物だった。
私にとって、間違えた日。

おそらく、後半のエンディングの方が綺麗に終わってて。正しい方なのかな?って思うけど。
不倫になりそうな恋だし、最低な思い出の方が忘れられて、結果、正しい方になる気がする。

でも、まぁ、ちょっとしたタイミングだったり、言葉で全く違う展開になるっていう所に目を付けたのは面白かったな。
>|