不滅の女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『不滅の女』に投稿された感想・評価

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4.5

男が謎の女に翻弄されるイスタンブール奇譚。横滑りするカメラと不確かな記憶という主題で「去年マリエンバートで」の脚本もロブ=グリエであったと思い起こしつつ、微睡みの中夢か現か判然としない貴重な映画体験…

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とりあえず記号引き算描写とおしゃれを延々やりたがるグリエ監督の素が判る。

主人公にとって不滅の意味合いは正に気味悪さそのものだろうが自業自得なのと、中身は当時のニッチネタ程度感覚で良いと思う。
みほ
3.7

トルコが舞台の映画を観たくて。
謎だった。フランス映画だった。
女の正体も、登場人物の台詞も、皆がつく嘘も、人物たちの相関性も、映画の流れ自体も、全てが謎で、謎のまま終わった。けどなぜか面白かった。…

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il
3.0


アランロブグリエ初監督作。

あらすじが全てといえば全てだが、
60年代にこんな時代感のない作品があるのがそもそもロブグリエの凄さなのかもしれない。

舞台のイスタンブールの美麗な風景とシュールレ…

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毱
-
主要な人物を除いて時が止まったかのように静止する周囲の人や情景は、まるで1人取り残されているかのようだった

通じない言葉を誤訳して伝えること(=嘘)
誰が喋っているかわからなくすること
わからなかった🥹
38
3.2
以前観た。
Q. 謎めいた女や使用人らが名乗る「ラーレ」という名前が意味する、トルコの歴史を語る上で欠かせない花は何でしょう?
4.0

劇中の嘘と、映画という嘘。

この2つの嘘を、静かに濃密に交差させたコンセプチュアル・アートといった作品であり、しかし、コンセプトがコンセプトのみに終わらず(コンセプト倒れせずに)、コンセプトを支え…

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ゾ
-

死体が喋っているみたいな女 頬のこけがその下の骨を思わせる 瞬きひとつしない、胸がかすかに上下しているから生きているのも映像なのもわかるけど、そのほかにはほとんど運動がない 

不気味な女、謎がある…

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