With a Little Patienceの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『With a Little Patience』に投稿された感想・評価

mom
3.5
黙々と事務作業をする女性。
感情を持ってはいけない。
私は何も見ていない。

『関心領域』のような作りにハッとする。
裸にされる人々、救いを求めるように見る女性、それらを扉を閉めることによってシャットアウト。そして無音。
彼女の人間的な精神が死んだ瞬間。目の前の狂気を無視する行為が、少しの我慢で収まる戦争の残酷さよ…
Aix
3.8

サウルの息子、サンセットなどで知られるネメシュラースローの短編映画にして処女作。強制収容所で働く若い女性の話。

傑作短編映画でした。撮影、音響、照明、演技、セット、物語の構成が完璧です。ラースロー…

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M
3.8
2007年に製作されたショートムービー。最初これは一体何をずっとやっているのだろうか?とわからずにいましたが、ラスト、全貌がわかった途端に一変する世界に、恐怖を覚えました。
4.3
そういえば

音を観る、虚無を観る。
窓を閉めるシーン良すぎ。痺れる。
3.8
もしも今の自分だったらエクセル計算してそう。

短編として凄くまとまった良い怖い映画。

30歳そこそこの監督がこれを撮ったのなら、自分も負けたくない。

強制収容所の日常をワンカット長回しで撮影したハンガリーの短編。
これまた新しい視点で描かれていて、監督の意図を感じる一作。

そんな監督は『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー。同じような題材を『サ…

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恐ろしい緊張感。ハンガリーの鬼才、『サウルの息子』ネメシュ・ラースローの短編。事務の女性を長回しで捕らえ続けるカメラ。しかし何か様子がおかしい。悲鳴が聞こえ窓の外では──。この仕事が何で、題「ちょっ…

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jj
5.0

ラースローの処女作にして10分間の短編。『サウルの息子』同様、準主観である女性事務員を撮ったもの。T.S. エリオットの『荒地』の「死者の埋葬」からの引用で始まる。 “I could not/ Sp…

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14分間聞こえ続ける何かしらの音が台詞のないこの映画の十分過ぎるナレーションになってる。
外で起きている虐殺と男性から渡されるブローチを手に微笑む女性。これが真実なんだな、この時間でこれだけ表現でき…

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