車が走る、人が動く、横移動する。
日常のなかの普遍的な景色に対する、映画的であるものへのまなざしが覚醒する。
映画館をでた後、「動く」ものへつい視線を向けてしまう。
小さな子供たちが、凍った雪の上…
字幕なし
ナレーションなし
ただただ
映像を観て
音を聴く…
覚悟はしていたけど…
正直
長い。
楽しそうにダンスする
ごきげんな人たちに
見入ったのがピーク
たまにカメラに微笑む人
ウ…
ソ連崩壊後の旧共産圏に暮らす人々の営みを淡々と映し出した、字幕なし・説明なしの映像から感じ取ってねの2時間。
訝しげな人、顔を隠す人、カメラを見つめる人、すごく少ないけど笑顔になる人...駅のホーム…
ひとつの大きな国家が、滅びようと滅びまいと、そこにいる人たちの暮らしは続いていく、
人生は、進むこと、止まること、繰り返すことで成り立っている。この映画では、街の中にいる人たちを横移動で進みながら…
アケルマン映画祭2023のオープニングはこの作品から。室内に佇む女性たちのポートレイト、空気の匂い、その質感まで触れてしまえそうなフレームは本当に素晴らしい。寒々とした雪道と空の色が、同じ淡いグレー…
>>続きを読むひとが画面を横切るだけでたのしいな〜と思ってたら、無礼者みたいな目で見られる時間がつづいて、見世物小屋にいる気分で気持ちよかった
あの撮影は発明な気がしてて、人の顔がよく見えるしみんな同じ目的のた…
夜、ソビエト崩壊時期の冬に溶けかけた雪の道と白色灯・ターミナル駅空いた椅子のない端で編む・東欧の陰気な景色にあってアイスバーンをすべりはしゃぐ子どもの眩しさ
カメラを見ているけど、それよりももっと奥…
夜更けから朝方にかけて、どことも知れない冬の街。「普通の暮らし」を脇へ置いとくようにして、人々はもくもくと歩く。びっしり並んでバスを、列車を、飛行機を待つ。ぎゅう詰めの乗り物に乗った彼らを見るのはラ…
>>続きを読むCollections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman