共産主義が崩壊してまもない東欧をさまよう横移動と長回し、女性たちのポートレイト。説明も字幕も廃しているので言語の分からない異国を旅している気分になった。そこに住んで生活することと旅行者として滞在する…
>>続きを読む急な流れの歴史をよそに、息を止めているかのように穏やかな時間の流れだけがある
路面電車が横切る間、飛行機が動き出す前、家の中レコードに針を落とすのと同じ空気がただよう
みんな待っているけれど、映画は…
定点カメラでのカットが続くけどすごく面白かった。でも2時間セリフなどがない客観的な映像なので、定点カメラで犬が出て来たりとか観察が楽しい場面はよかったけど、横まわしのカメラワークが増えてきたあたりか…
>>続きを読むアケルマンらしい横移動と長回し。『ホテル・モンタレー』の2倍くらいの長さなので少し不安だったが、不思議と引き込まれた。
今作の横移動はあまり好きではなかったが、代わりに室内と風景のシーンがとても好…
このレビューはネタバレを含みます
ソ連崩壊後の旧共産圏に暮らす人々の営みを淡々と映し出した、字幕なし・説明なしの映像から感じ取ってねの2時間。
訝しげな人、顔を隠す人、カメラを見つめる人、すごく少ないけど笑顔になる人...駅のホーム…
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