東からに投稿された感想・評価 - 5ページ目

『東から』に投稿された感想・評価

1989年は東欧革命によって東側諸国の民主化が進み始め、アメリカとソ連がマルタ会談で冷戦を終結した年だ。そんな大きな政治のうねりの中でも、変化のために東側諸国に生きる人々の生活は不安定な状態に置かれ…

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マ

マの感想・評価

4.0
いつのまにか人間とカメラが攻守交代して、カメラのぐるっと全方位を映す大胆さにハッとする。人間は止まった途端に無防備になることを見せつけられた。一方で、音は一貫してなによりも優位にあると思った。

やっぱり好奇心旺盛なアケルマン。
なんでもやってみたいんだろうな。
一緒に観ていたひとが途中でトイレに立ったが、カットのキリいいタイミングを見計らっていたのに、そのタイミングが全然わからなくてずるず…

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横山

横山の感想・評価

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水平横移動-固定
外-室内
寒色-暖色
環境音-音楽

ゆっくり長時間横移動どうやって撮影してんだ??
面白かったし、見応えあったけど、カメラは人や車の動きに合わせて振られることはなく、長い横移動は何かを映すというよりはカメラの恣意的な動きに従属するので、フレームの内側に縛り付けられるようで息苦しかった
トマト

トマトの感想・評価

4.5

右から左、左から右、こちら側からあちら側へ、あちら側からこちら側へ移動するカメラ。
全てが正解のように感じられるショットの数々、良い意味で永遠に感じる長さ
映像空間の疎密、cinemaよりかはfil…

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け

けの感想・評価

4.2

自分がひとつの映画の撮影を終えたばかりだったので、映画とは、撮影行為とは、みたいなことを今日ちょうど考えていて、
そんなタイミングで観るのがこれ以上ないくらい抜群だったので、やはり映画の神様に愛され…

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まさにリュミエール的回帰そのものとも言えるフィルムだった。映画というのは大元に立ち返れば、一瞬ごとに過ぎ去ってゆく現実をフィルムに定着させて永遠の記録へと変貌させる機構に他ならないわけで、その意味で…

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シンプルでいい映画だと思った。
当時の旧東側諸国の街の手触りが伝わってくる。移動カットどれも良くて好きだった。たまに宝石のような瞬間がある。

言葉がまったく分からない国へ、旅行に行ったような気分になりながら観た。ナレーションもなく、人が話す言葉が聞こえたとしても字幕がないので理解できない。

ただずっと知らない景色と、見慣れない服装をした…

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