母が死ぬまでの記録。荒れた地に吹きすさぶ、決してうまくいかなかった母との関係を、それでもとにかく愛していた母を。母が死に、後を追うようにアケルマンも自殺する。母の言葉は娘が望むセリフのようでもあり、…
>>続きを読む要再見。親密にして、悲痛。最後のあたりで、チェアに横たわる母ナタリアが「シャンタルはどこ?」と呟いたあと、しばらくして画面が切り替わり、急に露出オーバーでほとんど真っ白に近い映像になって、カメラが大…
>>続きを読むこれが「家からの手紙」のあの母親かと思うと感慨深い
シャルタル・アルケマン監督の遺作
褒めて褒めまくりの母親、Skypeで会話したり実家に帰ったり
母娘の会話、記録ならいいけど作品だと思うとなんとな…
ユダヤ教的に荒野で40年さまよう私たちは寄留者であるということだろうか。そう思うとSkypeは効果として遍在に近いから居場所という意味では近いものを感じる。最も近い存在であるだろう母親を撮ってるとい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アケルマンの遺作。どこかよそよそしいアケルマンと母親の会話(テーブルを挟んでの会話が面談っぽく思える)、自分の感情を表現するのが上手くない母娘の姿が我が事のように思えてならなかった。
最後、アケルマ…
母親との会話の記録。人生の終わりが近づいている人と、過去のことを話すのはとても重要なことだと思った。娘にとっては、生まれてからずっと存在していた母親。「あの時、こう思っていた」ということを知ることで…
>>続きを読む
アケルマンが実母を撮り溜めていた映像を、別企画用に用意していた砂漠の映像と繋げてみたところ融合する瞬間を発見し本作が生まれたそう。編集のクレールさんの「映画自らが立ち上る瞬間」に重きを置いた映画編…
Collections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman