フランソワ・オゾンの作風をどのように表現したら良いのか。極限の端整さ、だろうか。見るたびにその過不足の無さに陶然とする。
第一次大戦で婚約者フランツを亡くし、失意の日々を生きるアンナと、彼女の親代…
このレビューはネタバレを含みます
12/39
評価の難しい映画。
友人の正体はわりと早めに推測がつくけれど、ドイツにいる間はほどよい緊張感と静かな余韻があり心地良い。
ただ、パリに行ってからがいまひとつ。
展開が必然性に乏しく…
許しと赦し。
ほぼモノクロの中で一部カラーとして映し出される演出の面白さがミステリ自体にも作用している。
これは婚約者を亡くした女性の視点というのが核にあることで、真偽の境目と同時に哀しみに暮れる彼…
フランソワ・オゾン監督による、艶笑喜劇の巨匠エルンスト・ルビッチの反戦ドラマ『私の殺した男』の翻案リメイク作品。
第一次世界大戦直後のドイツを舞台に、婚約者を戦争で失った女性の物語をスリリングに描…
嘘の色…
ピエール・ニネのビジュアルがこの映画の7割を占める。繊細で、我儘で、勝手で、どうしようもなく絵になる…大きな損失の中にいながら、どうしてもそれに抗えないアンナ。
オゾン監督は物語の2面…
エルンスト・ルビッチ監督の私の殺した男のリメイク作品。
モノクロのシーンとカラーのシーンの美しさや音楽が素晴らしかったです。
アドリアンの繊細さや心の弱さがオーバーじゃなく、淡々と描写されているのが…
©2015 MANDARIN PRODUCTION–X FILME–MARS FILMS–FRANCE 2 CINEMA-FOZ-JEAN-CLAUDE MOIREAU