仏のヌーヴェルヴァーグと同じく、現実と地続きのロケーションでは高度経済成長前夜の日本が垣間見える。
電気冷蔵庫の月賦購入で口論になる夫婦は「現実」の側におり、不良仲間と連む「フィクション」としての津…
吉田喜重(当時27歳)の監督デビュー作。同年の「青春残酷物語」(1960)と共に日本ヌーヴェルヴァーグの先駆とされた一本。
1960年東京。卒業を控えた大学4年生3人の空虚なモラトリアムの日々をを…
ラストがまんま勝手にしやがれで笑った。しかし劣化版であったが。
全てに飽き飽きしてむしゃくしゃした若者たちの話なのに、肝心の疾走感がどこにもないのがびっくり。真面目な文学青年が書いたような脚本。
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【 監督 吉田喜重の誕生、東京1960年 】
1960年3月にパリ、そして間もなく東京でゴダールの「勝手にしやがれ」が公開された。
この吉田喜重の監督デビュー作品「ろくでなし」は1960年7月に…
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