細いホースのさきからちょろちょろと水が流れ、見えてはいないポンプの音がそれにかぶさるとき、これが音響の映画だと人は忽然と理解する。不穏な津波の音に代わって、即席の井戸がいっときの生を謳歌するが、最後…
>>続きを読む最初は何者かよくわからないたね屋さんの店主。ただ、監督との会話や暮らしから魅力は序盤から伝わってくる。
佐藤さんのやってることがだんだんわかってきて、震災の記録をなぜ外国語で書いているのか、日本語で…
画面に写されるものはすなわち作者の目線であり、写された人が向ける目線は作者に対してである。でもカメラで撮影された映像を観るとその視線は我々に向けられている。セルフドキュメンタリーでもないのに、まるで…
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