端々、特にラストに突き放した不安·浮遊感が併存しているが、いかにも珠玉の掌編小説とでもいった会話や間の味わい、人間や自然の収束されぬ存在の細部の捉え·積上げの映画的魅力·魔力(やや粗っぽい…
>>続きを読むわたしも中年になったもんだ、そしてこれからしばらく中年がつづく。この映画のことを度々思い出すようになるのではないか。まず、分厚い雲の下で旅ははじまりヨラテンゴにあわせて窓からの景色がしばらく映る。コ…
>>続きを読むとても良かった。
田舎の澄んだ空気を吸ったときの高揚感、不安が混じったあの感覚と、時間を隔てた友情の行ったり来たりな心の内の探り合い。
ヨラテンゴの音楽の心地好さとこの組み合わせにはかなり胸がえぐら…
このレビューはネタバレを含みます
マーク(ダニエル・ロンドン)とカート(ウィル・オールダム)+犬による苦味のあるオフビートなロードムービー
道を間違えてキャンプをする事になって焚き火を前に静かに語らう場面が良い。
(作品は2006年…
一見、自由人風なオールダムの、友人を一方的に見やる静かな視線に泣く。最後の彷徨も。「宇宙は滴の形をしていて落下してる…」大傑作『river of grass』には及ばないが、それでも傑作。
202…
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