激動の時代、花で戦った変わり者。
華道を知っていても知らなくても、エンターテイメントとして完成された良作です。花という儚く美しい存在を、芸術に高めた人々の強さや弱さに感動します。また、日本を代表する…
こんないい映画があったなんて。
高校時代と20代に生花店に勤めていたのと母が若い頃に池坊の生け花をしていたこともあってか、とても楽しく観れました。
歴史がさほど詳しくなくても、萬斎さんはじめ他の…
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天下統一を果たしたもはや無敵の秀吉に花ひとつで勝負を挑む池坊専好(野村萬斎)。
勝算なんかあるはずがないのに、それまで散りばめられ、積み上げられた伏線、綿密に組み上げられた物語がクライマックスで集約…
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「のぼうの城」以来の、これぞ野村萬斎という作品。
所作だけで観客の心を掴む、さすがゴジラ表情(嬉しい)。ギャグがあるわけではないけど、ついつい笑ってしまう。やっぱりこの人は狂言師=コメディアンな…
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素晴らしかった。久しぶりにとても泣いた。茶道、水墨画、花道の繊細さ、美しさから、それぞれのもの一つ一つに個性があって、それぞれが輝いて魅力的だと気づかされる。日本人でよかった。芸術の力で秀吉をも変え…
>>続きを読む池坊専好、千利休、秀吉、この三人が同じ時代を密接に生きていたとは。(まずそこから)
元来、生花って花嫁修業じゃなく男性やお坊さんも嗜んでいたんだなあ。
野花一つを慈しむ、茶碗一つを慈しむ。利休と池坊…
(C)2017「花戦さ」製作委員会