元禄忠臣蔵 前篇に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「元禄忠臣蔵 前篇」に投稿された感想・評価

巨大な松の廊下での浅野内匠頭嵐芳三郎が吉良上野介三桝豊に殺傷事件を引き起こす場面が没頭からあり、ワンシーンワンカットの妙技で時間が大河の様に流れる豪華な絵巻物を堪能した印象で、真山青果の新解釈忠臣蔵…

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324

324の感想・評価

4.3
屋内外へ大移動するカメラ。会話が空間的にどう続くのかがサスペンス。抜群の構図、静かな会話と沈黙の心地よさ。底抜けに楽しそうな預かり中の唄や宴会、エピローグ的な十郎左衛門の恋が良い。総じて確かに地味。

忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻(1959年)
   東映、182分、カラー
元禄忠臣蔵 前篇・後篇(1941年・1942年)
   松竹、112分・111分、モノクロ

忠臣蔵2作品、観た。@U-NEX…

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冒頭の浅野が吉良に襲いかかるシーン、大量の統制の取れたモブと絶妙なカメラワークが、細部まで整い、勢いづいた運動を織りなし大迫力。CUはほとんどなく、構図と運動の優雅なリズムだけ《前編》は煽り気味のス…

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kikawa

kikawaの感想・評価

5.0
ノエル・バーチ曰く「海外映画からの影響を脱した戦時中においてこそ日本映画は独自に様式的完成を遂げた」

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