最高の映画だった。
最初のシーンで、高峰秀子という人間を初めて見たけど、心を掴まれた。
映画館内でシーンとしてたけど、1人笑いそうになって必死に抑えてた。
ホントどうしようもない男と女。特に男。
…
このレビューはネタバレを含みます
いやぁ…森雅之、嫌いになりそうなんだけど、あんなふうにチラッと視線を感じたら
独特のやらしさにやっぱり惹かれちゃう。
それより、旅先の共同湯⁉︎
どんなシステムか知らないけど愛人の寝てる隙にそこで…
戦中・戦後の世の中を、腐れ縁を離さず強く悲しく生きる女の姿。
やさぐれの中にも哀愁感じる高峰秀子と、女を引き寄せ不幸にしてしまう色気を持つ森雅之が印象に残る。
二人にはずっと死の影が漂うが、それが静…
成瀬巳喜男監督の代表作と言われている作品で、1955年のキネ旬ベストワンにもなっていますね。
林芙美子の小説を原作としたメロドラマだけど、私は高校生の時と2017年の午前十時の映画祭でも観て、いず…
実はあんまり成瀬っぽくない部分も。回想やフラッシュバックの使い方だったり、伊香保の階段でのクレーン撮影や、あちこち転々とする筋立て。
そういうものが代表作と言われるのもまた面白い。
再会しては移動し…
はじめての成瀬巳喜男監督作品。
戦時中のインドシナでの情熱的な記憶。
終戦後もこの過去を忘れることができない女と、同じく忘れることができていないであろう男の物語。
酷い男なのに色気があって、嫌い…