この圧倒的な幸福感。それは映された対象にではなく、映そうとした主体のほうにある。
一応はドキュメンタリーということになってはいるものの、厳密な意味でのドキュメントなど存在しないという一般論としてで…
下町の日常風景、その中で紡がれる人々の営み。
自分だけでなく、世界の至るところで誰もがその人の日常を生きていること、人生はその繰り返しなのだと思わされた。
生きる人達の『人生』や『余白』を感じる素敵…
「物語」から「現実」を考察してきたアニエス作品のナラティブは、1976年の『ダゲール街の人々』で文法を改め、「現実」から「物語」を考察する。
本作の舞台であるダゲールは、当時アニエス・ヴァルダ監…
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