チコタン ぼくのおよめさんの作品情報・感想・評価

チコタン ぼくのおよめさん1971年製作の映画)

製作国:

上映時間:11分

3.8

「チコタン ぼくのおよめさん」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

こども向け作品なのに、主人公の意中の相手であり、タイトルにもなっている“チコチャン”が唐突に死ぬのが超怖い。
GojiKawai

GojiKawaiの感想・評価

3.6
定期的に動画を見たくなるチコタン。
「なんでチコタン殺したんや〜🎵」
って、こんな歌詞は出て来ないが、出てきそう曲である。
いや、オペラである、いや、ロックオペラである。
あ、合唱曲か、、、

そして、この映像作品は、トラウマ製造機ともいう。
yuka

yukaの感想・評価

4.3
元々の曲、歌詞のインパクトがある上で、アニメーションとしても豊かな表現があり、すごい衝激を受けた
「ほっといてんか」と「だれや!?」のとき、同じように部屋の隅っこに居るのが効いてる
これフィルマーにあったんだ笑
最初のオープニングの不気味な木琴がトラウマになるのもわかりますな。
唐突にチコタンが死んじゃってからは、恋した主人公の救われない気持ちを上手く描けていてすばらしいと思った。
デジタル画やCGよりも、この映画みたいに手作りの絵の方がより不気味さがあって子供たちにトラウマを植え付けるんだなと思いました。

チコタン殺したん誰や⁉︎⁉︎
jnk

jnkの感想・評価

3.8
関西出身の皆さんにはお馴染みの、お馴染みというかほぼ忘れる事が不可能なレベルで合唱の練習させられるチコタンの短編アニメ映画化。
自分は小学校でも中学校でも高校でもチコタン合唱やった黄金世代で、アンチ交通事故のルドヴィコ療法としては大変効果があったと思うけど、この映画一回見たら済む話やんと思うぐらいクウォリティの高いアニメだと思う。

そもそも一曲として扱うのが無理あるぐらいのイかれた転調を繰り返す歌を見事に映像にしてて、それぞれの章でテーマとなる感情が完璧に表現されている。
一章で訪れる驚愕の結末とかどうすんのかなと思ったけどモロ見せしてて笑った。
合唱の練習でもあのシーンは爆笑で、先生は真面目な歌なのに笑うなと怒るけどあそこで笑ってないと後半が活きないんで、あそこを上手く処理した時点で成功だと思う。

思えばチコタンは一途な片思い、失恋、妄想、親との確執、努力、青春、殺人、フーダニット、カニバリズムと映画化に向いた要素が詰まった歌だけど、よくこの変な歌の変さを超えたアニメを作れたなと感心する。
歌はそのまま流れてるから話は変わらないはずだけど、演出によってその後の展開も暗示するような新しい恐怖も生み出してるし、怖がらせるのが目的の作品としてこれ以上は考え難い。
たむら

たむらの感想・評価

4.0
とにかく「憤怒」のエネルギーに満ちた作品。
怒りの感情がこれほどヒシヒシと伝わるアニメーションはなかなか無い。

同名の合唱曲の映像化作品なのだが、この《チコタン》という曲は「月曜から夜ふかし」でトラウマ楽曲として紹介されているので一部では有名。

初恋の女の子・チコタンとボクとの微笑ましい物語を歌った唱歌かと思えば、5番でおとずれる急転直下の展開にド肝を抜かれるとともに戦慄してしまうこと請け合い。
というか、5番が来るまでに怖い部分が幾つかあって、その主な原因は歌い方。
急に声がデカくなったりテンポが変わったりしてビックリしてしまう。

生まれてからずっと関西圏に居た自分としては関西弁を怖いと思ったことは無いのだが、この歌の関西弁はめちゃくちゃ怖い。
しかも合唱の関西弁なので、より「迫り来る」感じがしてエグい。
青二歳

青二歳の感想・評価

3.7
児童合唱“チコタン”に合わせた岡本忠成のアニメーション。“チコタン”という関西弁の合唱に合わせてアニメーションが展開する(イントネーションがメロデイの高低で表現されている)。合唱コンクールでやると面白そうです。…クライマックスの衝撃展開も含めて…ピアノ伴奏だし。
【合唱】
1番“なんでかな?”では同級のチコタンに恋をする少年の戸惑いと全力の空回りが楽しい。先走る少年の2番“プロポーズ”。しかし3番“ほっといてんか”にして魚嫌いのチコタンに実家が魚屋であるために振られ長男であることを呪う。打ちひしがれていたがチコタンは海老カニたこが大好きとわかり、「それなら海老カニたこだけの日本一の魚屋さんになるんや!」と婚約する4番“こんやく”。そして衝撃の5番“だれや!”…チコタンが…
かなりドラマチックな児童合唱なんですが、合唱コンクールなどの経験がある方には親しみやすいと思います。関西弁のイントネーションも面白いし、初恋に戸惑う少年の台詞として「難儀やな」とか歌詞も楽しい。きっと私が歌っても関西弁っぽくなるはず。
アニメーションは岡本忠成。パペットアニメーションだけでなく幅広いキャリアの方ですね。児童アニメの巨匠、唱歌やみんなのうたに合わせた作品は素晴らしい。アニメーション自体は複雑な演出がある訳ではないのですが、音楽に合わせたタイミングがとにかく上手い。なんだろう…とりわけややこしい事はないのに岡本忠成はイマジネーションを刺激する。タイミングなのかなー
h

hの感想・評価

5.0
すっげえおもしろい。実験精神と、児童向けの表層が結婚して産まれた奇形的作品。