なんて潔癖な画面なのか…
子供たちが背伸びギャングしてるのが初めは可笑しかったのに、それが子供たちなりの切実な光景だと気付くと途端に息苦しくなる。
環境要因の心への影響と、最後に発露する行動が心のど…
このレビューはネタバレを含みます
なんとか見終わった。終始女の子たちが可哀想な映画だった。特にチェンスーのお姉さん。
淡々とした絵作りと合わせて、画面の外を使うのが上手いと思った。
ハニーがちゃんとかっこいいのが良かった。おかげで、…
目の前で起きてるひとつひとつの物事はシンプルなのに混じり合うことでどうしてここまで複雑に見えるのだろう。
自身の意思で制御出来る範囲はごく僅かで、その範囲を飛び出し無理に動かそうとすると齟齬が生じ…
長い。とにかく長い。他にも8時間級の作品があるにしても。しかし、観てよかったと思えた。また観たいとも。ある事件を解釈しながら作品にするとはこういうことかと学んだ。プレスリー少年による届かないテープ。…
>>続きを読むどえらい傑作やんけ、、、
ずっと観よう観ようと思いながら長尺が故にウォッチリストを温め続けていた作品。
映画館で観れる機会も何度もあったのに、後悔ですわ。
何から話せばいいのか分からないぐらい感情…
このレビューはネタバレを含みます
闇の中の究極の”光“という暴力を見た______
この236分という長尺は、あの瞬間のためにあったのですね。
ラストのあの場面で、長時間に散りばめられた、青く儚く美しい場面が走馬灯のように頭…
ただぼんやりと眺めていた。そのうち当時の台湾で暮らしているような気がした。4時間の生活が終わりエンドロールが流れた時に我に帰った。
見るものを引き込む、そんな魅力がこの映画にはある。
この没入感が生…
3回目ですが、観るたびに印象が変わりますね。
エドワード・ヤン監督の映画はすべからくそんな感じかなぁ。
蓮實重彦先生や濱口竜介監督の論評を読ませて頂いているからですかねぇ。
観るたびに新しい発見があ…
『牯嶺街少年殺人事件』アウトレイジさながらな不良グループの抗争劇も衝動的に犯してしまう過ちも若さゆえの青春として包括される瑞々しさがフィルムに焼き付いている。灯と闇を駆使した光と影の完璧な構図による…
>>続きを読む©1991 Kailidoscope