形としての人は一切出てこず、残されたものだけが唯一そこに人類が存在したことを証明している様。
人類の影から人類を想像する。
じっと見ていると、誰もいないはずなのに音が鳴ったり微かに動きがあったりして…
世界のあらゆる場所の廃墟を写したドキュメンタリー。
ナレーションなし、テロップなし。
劇伴無し、ホワイトノイズのみ流れる。
映像の場所が何処であるのか、観てるこちらは知ることができない。
天候も様…
廃墟というか、人々に忘れられた場所たち。
どこか不気味な雰囲気も漂わせながらも、人々がいなくなった寂しさを彷彿とさせる。
元々人の手で発展させられた場所、教会だったり、病院だったりが人に忘れられ、廃…
年甲斐もなく人類さっさと滅亡すればいいのにと思っているタチなのでその後の世界を想像できる映像集として結構萌えるものがある。静である筈の空間を風が通り抜ける事で動が発生する、そのせいでクロシキヨサワシ…
>>続きを読む寂しさが心地良かった。人工物が一番美しい瞬間って朽ち果てて自然に還る時なんだと思った。誰も居ないからこそ在りし日を想像してより存在が際立つ。暗転して場面が切替わる時に水や生き物や風の音で繋げてるの好…
>>続きを読む街は人々の必要に応じて生まれるけど、街が終わるときには街をちゃんと終わらそうなんて必要は生じえない。だって必要を生む住民達はもうそこに居ないから。
街には終わり方が用意されていない。そう考えるとゴー…
Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH