何が本当で何が嘘か、役所広司演じる三隅の供述に振り回されてわからなくなってゆく弁護団。
でも、裁判所など司法の側にも真実を求めようという姿勢は無い。ただただ三隅を犯人にして、法廷をスケジュール通り…
誰一人として真実を話すことなく、裁判は進んでいく。
是枝裕和監督の作品だけあって、正面から弁護士の活躍を描きません。主人公・重盛朋章を演じる福山雅治さんは、弁護士としての活動に力を入れている反面、…
~三隅の存在が意味するもの~
絶対に真の動機を明かさない三隅の深く不気味な闇に、重盛と同様に引きずりこまれた。絶妙な脚本と演出だと思う。
重盛と三隅が対峙する場面ではものすごく大きな緊張を味わった。…
2017年公開
監督 : 是枝裕和
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強盗殺人容疑のかかる男を、勝利至上主義の弁護士が担当することから起こる、人の信心と嘘のお話。
人は人のことなどワカラナイ、という作品。主題が哀しいので、ど…
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引き込まれ感がすごい。この手の話には珍しい、ちょっと未来の話。
時系列が終盤になるまでよく理解できてなかった。週刊誌の所をちゃんと観てなかったのか、「被害者の妻が三隅?」状態に陥り、「広瀬すず…
司法が人の思惑に左右される現実を突きつけられたような感覚になりました。
物語は、弁護士が冷めた姿勢で仕事をこなす姿から始まります。しかし、彼は事件の真相を追う中で、次第に熱意を燃やし、容疑者を救お…
134本目
真実と嘘の間で揺れ動く。観る人によっての解釈を委ねられた作品。物語の中に散りばめられた伏線を見ると少し真実が三度目の殺人の意味が見えてくるのではないだろうか。
俳優陣の演技は素晴らしく…
フジテレビジョン アミューズ ギャガ