読書と映画が秋を深める④
リドリー・スコットの『最後の決闘裁判』を観るとき、やはり横着せずに読み&観直しておくべきだったと今さら反省している。言わずと知れたクラシックofクラシックで、『最後の〜』…
モノクロによる厭世観が、
「この地獄をそれでも生きろ。」
「人を信じろ。」
というメッセージを際立たせる。
長いなぁと思った剣劇も、人間の都合の良さ、臆病さを容赦無く映すためだったとは。
時代も…
物語の中では最過去となる三人の当事者が、それぞれにその時を振り返り詳細を語るが、三人とも話す内容はまるで違う。
全く正しいそのままの過去は確かに存在していたはずだが、仮にそれを努めて正確に語ろうと…
まだタイトル画面にも入らないうちにざあざあと雨の音が鳴っているのは、ただのホワイトノイズなのか演出なのか。
久しぶりにじっくり腰を据えて見たけれど、こんな風に演技をするのは楽しかっただろうな。映画づ…
1950年って72年前?映画ってかなり前から成熟していたんだな〜
黒澤明は夢と乱しか観たことなくて初見。
今観ても古さはなく、見応えのある作品でした。馬が走るところを遠くから撮影したカットが印象的だ…
武士が妻をイケメン盗賊にNTRされる作品。その事件を当事者や目撃者たちが各々の視点で検非違使に証言するのだけど、その内容に違いがある。人間のエゴや悪をあぶり出す。
白黒のコントラストがかなり強い陰…
©KADOKAWA1950