明日をも知れぬ戦時中だからこそ、素直に感情を表現でき、恋も情熱的に成熟しやすかったと思いました。しかも相手は特攻隊員!そんな論理的な観方もできますが、最後に玉音放送を聴く朔隊長の姿が映った時は、素直…
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太平洋戦争末期の加計呂麻島が舞台という事もあって独特の空気感の中での二人の恋愛が描かれていた。死と隣り合わせという事もあっただろう。トエの朔に対する思いの強さが息苦しいまでに…
戦争映画なのに美しさを感じました
(もちろん、戦争の虚しさや運命に翻弄されざるを得ない人間の悲しさも感じます)
途中途中に出てくる島唄がとても澄んでいるからでしょうか。
主演の2人は言わずもがな…
永山絢斗を推していた時に、実際に付き合っていた二人がダブル主演で気になってた。(この作品が出会いかも)
二人の世界を覗き見て悪い気はするけど、美しかった。
満島ひかり、永山絢斗、井之脇海の表情、仕草…
このレビューはネタバレを含みます
「死の棘」の前日談としてみるとなかなか興味深い。
終戦間近な緊迫した状況での南方の島で始まった二人の恋はとても理想化されたものになってしまったのだろう。
それは後年の島尾ミホの「トシオはただの人。で…
【戦時でも時はゆったりと流れる】
戦時中、九州の南にある島で、特攻目的でやってきた軍人の若い将校と、島で国民学校(小学校)の教員をしている若い女性が恋仲になるお話。
島で使われる言葉の抑揚が独特…
島尾敏雄氏の私小説「死の棘」、
加計呂麻島の風土から
時代を遡っての本作鑑賞。
これらの伏線が存分に生かされ、
ああ、こうやってこの夫婦は狂っていったんだなと思わせる要素も多く演出されている。
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