溝口健二監督の遺作。
売春防止法制定前夜の社会を映し出した作品。(公布されたのは1956年5月24日で、映画上映開始は同年3月18日)
戦後半ば公認で売春が行われていた”赤線地帯”が舞台。特殊飲…
最後が何を表しているのかあんまりわからなかった、、、
売春とかの話なのにエロシーンが全くなかった!
今回服は全然可愛くなかったけど、街並みがすごい良かった。
売春婦の人たちがみんな結構化け物じみた感…
溝口健二の遺作。
狡猾なやすみ(若尾文子)、自由奔放なミッキー(京マチ子)、家庭的なハナエ(木暮実千代)ら大女優たちが演じる娼婦たちのキャラクターが富んでいておもしろいが、幸せとは縁遠いそれぞれの事…
かなり面白い。構図もいいし。売春宿に集う娼婦たちの群像劇。ひとつひとつのエピソードはなかなか重たいのだが、京マチ子のキャラクターのカラッとした空気もあり気楽に見れる。現在でも全然通じる社会派映画でも…
>>続きを読む奥行きを意識したショットが多い。
特に冒頭で警察官(夢の里にとっての部外者)を中心にして空間が広がっていくところとか、遠くから母を見る修一の視線とかはそれが際立っていた。
どうでもいいけど、夢の里の…
劇伴こっわ。息子に捨てられる工場裏、若尾文子が襲われる廊下と、奥行きのある構図で決定的な断絶を生む宮川一夫のカメラ。年齢的にこれが遺作になってしまう事に自覚的である感触は無いのだが、搾取される女性を…
>>続きを読む1956年、溝口健二の遺作。往年の緊張感、見る者の脳天をぶち破るような凄まじい画は今作には全くなかった…とはいえこれはこれでなかなか面白い。全くもって明るい話ではないんだけど、なぜか見終わると元気に…
>>続きを読む©KADOKAWA1956