「辛い状況に追い込まれながらも、悲観的にならず生き抜こうとする者の強さ」(作品説明より)を描く群像劇では、あるかもしれない。しかし写されていたのは、作品説明から私が想像した娼婦たちの底抜けの明るさや…
>>続きを読む溝口健二監督の遺作🎬
舞台は、売春防止法施行直前の『吉原』。
『吉原』にある特殊飲食店「夢の里」では娼婦たちが色んな事情を抱えて生きていた。
第二次世界大戦後、GHQによる公娼制度廃止か…
赤線という言葉はもう聞かない。26歳である僕にとってはほとほとイメージできるなんていうことさえも言えない。
制作年である1956年、売春防止法は制定され、2年後に施行された。しかし、実際に働いていた…
私には、溝口健二というと戦後時代劇の名作も多くあり、現代劇を撮らないイメージがあった。この作品は、完全に風俗映画のため遺作というよりは、新しい作風を作り上げようとしている感じで、溌剌とさえしている。…
>>続きを読むこの映画を観て感じたこと。古今東西、風俗とはあらゆる国家において必要不可欠な第三次産業なんだよ。AV嬢の天使もえちゃんが「他人に誇れる仕事ではないかも知れないけれど」と語っていたが、職業に貴賤なし。…
>>続きを読むミッキーみたいにサバっとやってけるもんやないんやろなあ、あっけらかんとしたキャラクターかなり面白いけど。
したたかに生きなきゃ生きていけないけど、その道もかなり細い。家族や周りからの侮蔑的な目に耐え…
はじまりは昼間の浅草の街の遠景がクレジットタイトルで写って、右側にパンしていく。画面で吉原の場所を案内していて、たぶん方向も合ってる。音楽が当時の電子音楽みたいな音楽。画面で写っているものと音楽がち…
>>続きを読む溝口健二監督、成澤昌茂脚本、京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、町田博子、川上康子、進藤英太郎出演、黛敏郎音楽、宮川一夫撮影、1956年作品。本編の一部に芝木好子『洲崎の女』を導入しているが、…
>>続きを読む女たちが手のひらを返すときの力強さに都度ぐっときた
短い時間で異なる5人を描き、それぞれの背景を説得力を持って見せるのが凄い
悲劇でもハッピーエンドでもない最後は変化の有無を示唆しないというか、彼女…
©KADOKAWA1956