冬の旅に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 28ページ目

「冬の旅」に投稿された感想・評価

知らない街でたまたま謎のお祭りにぶち当たって死んでしまうそら恐ろしさにゾクゾクする。
TOT

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4.4

‪女があてどないのにズンズンと歩き、辺境に生きる人々の生活をすり抜けて、周囲の心配をよそに勝手に生きて勝手に死ぬ。
女の死を追う物語は『やさしい女」を、奔放なサンドリーヌ・ボネールに『愛の記念に』を…

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ゆ

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4.9

謎多きホームレスの若い女性モナが冬の南仏を放浪し、最期の二ヶ月を記したロードムービー。
客観的に描写される彼女の仕草と行動。
旅の中で出会ったさまざまな人から見た断片的なポートレートから浮かび上がる…

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徹底的に社会を拒否するボネールが、定住した共同体のガス抜きの享楽にとどめを刺される皮肉と自由を道連れにする強靭さにヒリヒリすることこの上なく。旅人と浮浪者の境目、異物への恐怖や感応を冷徹に撮るきるヴ…

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ENDO

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4.2

把握したと感じた瞬間に指の間から砂のように零れ落ちていくモナの存在。常に理解の範囲外に。モナに五感で即物的に対峙する。社会に生きる人々は周縁に生きるモナに強烈に憧れる一方で、己の優位を全く意に介さな…

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q

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4.6
<新文芸坐シネマテークVol. 28 アニエス・ヴァルダ追悼特集>
上映後映画批評家大寺眞輔講義有
tko

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4.1
Rec.
❷24.03.04,bd
❶19.07.19, 新文芸坐/新文芸坐シネマテークVol. 28 アニエス・ヴァルダ追悼特集
roppu

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4.3

水のあるのに乾いている、火のあるのに冷たい。

2022/5
ベルリンで、アニエス・バルダの小さな展示と共に上映会があったので再鑑賞。

自由とは何か、というおそらく人間の最も重要な問い。
一度出会…

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[さすらう女どこへ行く?] 99点

荒涼とした農地に徐々に迫っていき、ローラ・パーマーも驚きの美しい死体が登場する。凍死した彼女モナについて知る者は少なかったが、ヴァルダは彼女がどのような経緯で死…

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spacegomi

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4.1

周囲の人物たちに語らせるという体をとっているおかげで、冬の南仏を放浪するサンドリーヌ・ボネールの内面に迫ることは決してない。周囲の人間と表面上は触れ合いながらもどこまでも孤独なままでいた彼女を、「無…

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