ヴァルダはどこか記憶に残らない、観ている間しか目にすることのできないショットを撮れる偉大な監督のような気がする。横移動の多用によるロードムービー(と言って良いのかはわからんが)ってあまり思いつかない…
>>続きを読む労働、教育どれをとっても女性は社会の部外者なのに、そこへさらに身分証も紛失して金もなくて野宿と言えば聞こえはいいけど浮浪者になってしまったらどん詰まりになる。
ホームレスになると女性は性犯罪の被害に…
冬のフランスの片田舎。趣はあるけれど、見ているだけで寒々しい。
主人公のバックグラウンドがほとんど分からないので、共感したくてもできなかった。人の善意を無下にし、働かずにぐうたらばかりしている彼女に…
早稲田松竹にて鑑賞。アニエス・ヴァルダを観るのは2本目。家を持たぬ少女の真冬の放浪を描く。冷静かつ徹底的に冷徹。ゆえに孤高。
物語は主人公のモアナが畑で凍死しているところから始まり、彼女の心情を知…
図々しく怠惰な主人公(自由を求めるその強さは凄い)に同情はできないが、最後は流石に可哀想だとは思った。
全体的に重く辛さも感じるが、皮肉で笑えるような場面もある不思議な映画でした。
旅ってきついよ…
このレビューはネタバレを含みます
85年作
ぶどう畑で少女が凍死したシーンから始まる回想劇
一人旅をしながら様々な人に出会ってホームレスになっていく。
あちこちから善意は受け取るが面倒な事は一切したくない、時には身体も売るし恋人のよ…
過去鑑賞作品
人は自由なんだと思った
必ず労働しないといけない訳じゃない
まぁ、お金がないと生活は悲惨になるわけだけど…
ヒッチハイクの旅から浮浪者になって行く
ただ自由がある
逆にあくせく働い…
【縛られたくない】
アニエス・ヴァルダ監督らしく感情移入をなるたけ排したドライな青春映画になっている。フランスのティーンが世間や規則に従わず自滅するまでを淡々とドキュメンタリーのように綴っている。…
死から巡る彼女の人生。流れるように彷徨い他人に縛られない彼女の生き方は自由そのものなのだろうが見ていて心悲しさが消えない。"孤独というのは体も蝕んでゆくからね" 彼女の諦めに近い孤独に手を差し伸べて…
>>続きを読む(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2