アニエス・ヴァルダの「冬の旅」を見て驚いたのはその「語り」の面白みである。
冒頭、ホームレスの女性、モナの死体が発見されることからこの語りは始まる。そこから過去へと時間が移り、モナの旅路と、そこで出…
要約すると主人公が道徳を裏切りながら当て所なく逃げていくが、なんのカタルシスも目的もなく、順当に周縁に追いやられていく話で、それだけなのだが、話を裏切るように映像がひたすらかっこいい。時折流れるバル…
>>続きを読む天才ヴァルダの中期の大傑作。
なぜ人間は自由に生きられないのかという問いを、残酷な現実と照らし合わせて提示した問題作である。
南仏の冬。若い女性モナが凍死体として発見される場面から映画は始まる。彼…
この映画は死にたいとか大失敗した後とか困難な日が続いているとかそういった苦しい時に出会って観るべき映画だと思う。
アニエス・ヴァルダ監督はご自身に何かしら困難な事案が起こると映画制作を通して昇華され…
「草(大麻)の切れ目が縁の切れ目。おさらばだ」
水辺に死体となって打ち上げられた若いバックパッカーの女性。どこからやって来たどんな女性なのか、生前の彼女に会ったことのある複数の人間たちの記憶によっ…
川崎市麻生区民なので、日本映画大びいきだ。ということで、毎年学生映画祭にも行っている。
本作のカメラは回想形式の物語に対して、視点が豊かだ。
トラッキングで人物を捉え終わった後も事物を映す。標識で…
(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2