旅人、放浪者、ヒッピー、ホームレスの定義はわからないけど、そこに自由はある。それが追い求めた自由かどうかは別として。お風呂に入らず悪臭漂う彼女は社会生活を放棄したホームレスが一番近いように思える。居…
>>続きを読むトー横なき時代のトー横キッズ映画。
冬の南フランス。片田舎の農村の畑の側溝でひとりのホームレス女性の凍死体が発見されるが、警察のテキトーな現場検証の結果、その死は単なる事故だとして処理されてしまう…
アニエス・ヴァルダのドキュメンタリストとしての強靭な視線は、対象を裸にして凝視し、ときに冷たいニヒリズムに接近することも辞さない。本作はフィクションではあるものの、ヒロインを見つめる眼差しに同情的な…
>>続きを読む孤独は身体を蝕むのくだりが印象に残る
自由を求めてレールから外れるとより不自由になるのが社会だろうし主人公の口にする「楽をして生きる」というのは難しいなぁと
少女の掘り下げはほぼなしで淡々と旅路と…
パンキッシュである一方、側から見れば怠けているようにも。
自由とは元来人間銘々に帰属するものであり、それを外的に規定など不可能なものである。ただし、その自由についてエゴを拡大し過ぎることの身勝手さも…
【自由の代償】
アニエス・ヴァルダ監督が一人の浮浪女性が旅先で死ぬまでをドキュメンタリータッチで描いたロードムービー。
〈あらすじ〉
少女がひとり、行き倒れて寒さで死んだ。誰に知られる事もなく、…
(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2