こんな感覚の映画は見たことなくてしばらくぽやんとしてた。路上生活を続けるモナが汚れていく姿がたんたんと描かれていた。この生活を選択するのは若さゆえかな、それに共感がうまれる訳はないんだけど、少しよぎ…
>>続きを読む演出:9 ストーリー:8 映像:9 音楽:8 満足度:9
主人公がちゃんと汚くて良かった。
モナは傲慢で堕落してるように見えるけど不思議な魅力があった。
モナと関わる人たちもそれぞれで面白かった…
献血
冬の南フランス
片田舎の畑の側溝で、18歳の少女モナが凍死体となって発見された
ヒッチハイクをしながらあてのない孤独な旅を続けていたモナが命を落とすまでの数週間の道程を、彼女が路上で出会った…
本当に助けが必要な弱者は助けたいと思う姿をしていないって言葉が浮かんだ。18歳で処世術も知らずただただ楽な方へ〜と逃げている姿は見ていて苦しかった。すべて自分で選んでいるはずなのに全然幸せそうじゃな…
>>続きを読む実際にあった事件をもとに、アニエス・ヴァルダが関係者の証言を追い、『彼女』が死に至るまでの姿を描いたもの。
この映画の面白さは、証言する人がそれぞれ主人公であることだと思う。汚くて臭くて不真面目な彼…
自由とは与えられるものでは無い。自由を自覚して初めて自由を感じる。
女性の遺体が見つかりその女性が死に至るまでの数週間を描く。彼女の言葉ではなく、他者からの視線や、ドキュメンタリーの様な形式で彼…
無軌道な若者がその旅路の果てに死ぬ、というとニューシネマ的な話にも思えるが、感触としてはだいぶ違うものだった。
そこにカラッとした美学のようなものは感じられず、現実的なイタさを感じた。端的に言って…
(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2