このレビューはネタバレを含みます
堀禎一監督作品。
田舎の情事とひめごと。
簡潔に言えばそうなのだが、それだけだと捉えがたい何かがある不思議な作品。
映画は作為にあふれている。
彼らがカメラの前に現れ、行動を起こすことは、物語…
歪みすぎてるし、ずっと気持ち悪いし、怖すぎる。もはやホラーの領域に達してる土着的な性のあり方の中に、映像的な違和感がとめどなく押し込められつつ、異様に中上健次的。
納屋に入ってから、やっぱり出よう…
クリップしていた堀禎一監督のこちらを鑑賞。
ジャケットの洗練されたイラストのイメージと裏腹に、粗い編集とカット、ぐっちゃりした人間関係でどろどろ。どろどろなのに、妙な爽やかな一面が見え隠れする不思議…
ぬるい温度感で奇妙な運命に絡め取られたようにこの映画の男女は一喜一憂する。まあとりあえず変な映画で決定的な瞬間が大袈裟に描かれているわけでもないのだが、日本のどこかにこんなこと実際にありそうだなと思…
>>続きを読む編集の切れ味がエグい。
人物の運動の間をざっくりカットしても、全然話わかるし、展開に小気味良いグルーヴが生まれてるのがめちゃくちゃおもろかった。
人物がこの動きするなら、普通は映さないといけないだろ…
人間関係を理解するのに時間がかかったのと、好きとか嫌いとかって性愛とちょっと違うところにもあると思ってるから、
愛おしい≒性愛みたいになってたのが気になってしまった…
展開的にも、きっとシナリオ上は…
かつて義弟と男女の仲にあった養女の話。
将来を真剣に考えているような、それでいて身も心も自由奔放というような。
難解だが、物語を葬式と結婚式で挟んでいることに、何かしらの意味があるのであろう、と…