難民のことを哀れな戦争の犠牲者、それとも社会に侵入して人たちの職業を奪う図々しい者たちだと決めつける今の世の中を風刺したような作品
でも、そんな世の中だとしても、他者へ手を差し伸べるやさしさを失…
シリアからヘルシンキに流れて来た難民のカーリド。妹が生きてると信じて探している。カーリドはとても優しい、ストリートミュージシャンに自分もお金ないのにあげたりする。
心無いフィンランド人は、カーリドを…
難民同士の友情にぐっと来る。感情の込もらない警察の通告とその後に流れるシリアのニュースのシーンに、人々の味わっている遣る瀬無さの片鱗を感じる。もっと重たい映画だと思っていた、シリアスな要素はあえて淡…
>>続きを読む静けさの中に力強さを感じる映画でした。完全なハッピーエンドでないものの光が(希望)見えてくるアキ・カウリスマキ監督の北欧らしい いい意味で質素で(シンプルで無駄のない) 描写。開始早々から台詞はしば…
>>続きを読む静かに自然音だけが響く風景、セリフも表情も排除して動く役者、オープニングだけでアキ・カウリスマキとわかってしまう映像。
彼の余計なものをギリギリまで削ぎ落として、物質的社会における底辺の人々を丁寧に…
あのお寿司ダメでしょー!
難民申請するんだけど、けっこうひどい仕打ちをされながらも、良い人たちに巡り合って、笑いありブラックジョークもありで、悲壮感は無い。
だけど、一家全員亡くなって、生きているの…
普通の人々のできる小さな優しさ、受け入れ助け合う心は国よりも大切で素敵。
世界に溢れる難民の問題に冷たく、無関心な日本。そんな日本の現状を知ってか知らずか、映画の中にはワサビたっぷりの日本が。ピリ…
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