single mom 優しい家族。 a sweet familyの作品情報・感想・評価・動画配信

「single mom 優しい家族。 a sweet family」に投稿された感想・評価

「がんばらなくていい、一生懸命なら」
北海道ニセコ町を舞台に、シングルマザーとその子どもたちの現実を、実話に基づいたエピソードをもとに描いた内山理名主演作。監督はマツモトキヨシの創業家に生まれ、本作が初長編監督となる元衆院議員の松本和巳。美しい景色と繊細な心の動きに感動します。
ろっち

ろっちの感想・評価

2.9
シングルマザーの話。
北海道ニセコに住む、母子家庭の親子は、仕事も決まらず、食べるのもままならないほどの生活を送っている……そんな親子のストーリー。
正直言って、ここの平均点ほどの作品では無いと感じた。所々胸が熱くなる所もありますが、キム兄が謎過ぎて……ぶっきら棒だけどイイ奴ってのはわかりますがね。食うのに困ってるのに携帯親子で持ってるとか、シラける所もある。ラストは光が見えて良かったと思う。
まぁ多くは語るまい(笑)
nana

nanaの感想・評価

3.5

「もっと頼って」

日本に実在した貧困家庭を描いた作品。
現代の話です。

外国人の夫と離婚し、ハーフの一人娘エリー(長谷川葉音)と暮らす愛美(内山理名)。
社会の常識に囚われず、エリーは学校に行っていない。
職につかない愛美は娘と共に食べる物にも困る貧困に陥っていた。

娘が可愛くないのか、と言うとそうではない。
どちらかと言えば猫っ可愛がり。
恋人同士のようにイチャイチャ寄り添っている。

行政に相談するが、言う事がズレている。
助けを拒むプライドはあるが、仕事が嫌い。
働こうとしても面接のアポを電話で取ることもしない。
当たり前の頑張り方を知らない人。

なんでこうなんだろう?

…常識を知らない愛美はネグレクトの母親に育てられていた。

負の連鎖

何も教育されていない人が子供を育てる難しさと怖さを、この映画で知った。

どうしてそんな事をしているの?と思うが、知らなければそんなものなのかも知れない。
人との関わり方も甘え方も権利も。

食べ物も底を付き、フラフラになっても、なすすべが無い。
今の日本で。

千葉の事件を思い出した。

当り前が当り前だとわからない人がいる。
それに「普通」の人達が気づければ無くなる悲劇だってある。
拒絶されるのは辛い。
それでも踏み込む親切を持つ難しさ。

この街の諦めない優しさにじんわりした。

「プラモデルの天才」役の木村祐一が素晴らしかった。
エリーを思い、愛美を怒鳴りつけるシーンが胸を打つ。

他人でも、こんなに思ってくれるんだね。

救いがあった映画でした。

愛美役を内山理名がキュートに演じている。
悲壮感溢れるストーリーを、最後まで観られるのはこの人の役作りのおかげだと思った。


※以前、ネグレクトの親に育てられた方の手記を読んだことがあります。
お風呂の入り方も食事の仕方も分からない。
言葉も普通にはいかない。
大きくなって家を出て、知り合った女性と交際し、毎日何度も叱られ生活上の常識とマナーを身に着けたそうです。
食事が温かいものだと初めて知ったそうです。
minnozzi

minnozziの感想・評価

3.6
ニセコの自然が美しくて。

「頑張らなくてええねん。一所懸命なら」
「完璧な奴なんて見たことないわ。」

木村祐一の関西弁で言われると沁みます。

「自己責任!」と軽く言う輩が多くなってきているけど、皆んなそれぞれ事情があるんだから、「支え合う社会」が今の日本には必要だと思います。
Sayaka

Sayakaの感想・評価

3.6
大人は身勝手で子供を愛したり傷つけたりするのに子供はどんな時も親を愛する。

子供の為にと頑張りすぎるとじぶんが崩壊する。



シングルで育った私も父の思い出は少ないが母への想いは強い。
崩壊してる母の姿も見てきた。
笑い話に今は出来てる事に感謝する。
親は頑張り過ぎない方がいい。

ぶつかり合った方が家族はいい。

親子の会話は必要だ。
ひろ

ひろの感想・評価

3.8
ニセコの大自然がシングルマザーの厳しさを引き立てる。どんなに優しく見えても、頑張ろうって思っても、心を開かなければ中々現実は良くはならない。追い詰められる内山理名さんの演技は本当に凄かった。ちゃんと頼れる所があると教えてくれる優しい作品です。
まぁ

まぁの感想・評価

2.8
シングルマザーの「現実」「厳しさ」を描いている、実話を元にした作品…

母も娘も、それぞれが「想い」過ぎているのかな…

直接的な描写は殆どないけれど…
虐待、DV…
「負の連鎖」…というのは…
なかなか断ち切るのが難しくて…
「行政」に頼るのも…「勇気」がいるんだな…と…思った…

「頑張らなくて良い、一所懸命なら」
「完璧な人間なんていない」
……心に響いた言葉……♡

映画の「展開」(世界観)に、入り込むことが出来なかったのが……残念…
(リアリティに…欠けているのかな…)

(…「生まれてこなければ良かった」…私も思う事、ある…
「あんたなんか産むんじゃなかった」…
思った事はあるけれど……言葉に出した事はない…)
千里

千里の感想・評価

2.2

このレビューはネタバレを含みます

トレイラーを観てあらすじや雰囲気が良さそうだった+内山理名さんが主演という事で気になり観賞。んーこれは...当初の予想とは悪い意味で大分違っていた印象。

実話を基にしているということだが、その割には母娘の台詞のやりとり、いきなりポエムを話しかけてくる見知らぬ人たち、長すぎる間の取り方、謎に自然を映す場面、入れとけば意味ありげに見えるという意図で入れられたのか?と勘ぐりたくなるBGM等、個人的にはリアリティを感じられる部分が非常に少なく、登場人物に全く感情移入が出来なかった。

私も片親なので題材や内容、テーマ性には共感出来る部分もなくはないのだが、上述した部分がそれを阻害しているというか、観ていて全く世界観に入りこめなかった。

何故愛美の幼少期の母との思い出であるクローバーの箱があの男性の部屋にあったのか?愛美の母もあの男性にお世話になったのか?愛美と夫の間に何があったの?エミリは何故万引きしてしまったの?等、補完出来なくはないのかもしれないが、何の説明もないので視聴者の想像に任せるところが多すぎる。あとこれは個人的な問題だが、三半規管が弱いので無駄にカメラが揺れるのも大分辛かった。

実話を基にしているのだから、もう少しリアリティを感じさせる作りにして欲しかったのと、視聴者への配慮をして欲しい作品だった。
地球へ

地球への感想・評価

3.9
シングルマザーの問題(厳しい状況)を描いた映画

主人公は夫のDVから逃れ、娘と一緒に故郷へ帰ってきたシングルマザー。
頼れる家族や知人もない様子で生活は極貧に陥っていた。
女性一人で子供を育てることは、経済的には大変厳しいことは容易に想像ができる。

途方にくれた彼女は薬(精神安定剤)に頼ってしまう。
そして、彼女は自ら社会との接触を弱めていく・・・
一人娘も同じ状況に陥っていく。
何も行わないで状況が改善するはずはなく、母娘はますます窮地に陥っていく。

申し訳ないが、他人事ではあるが見ていて少し苛立った。

しかし、偶然に娘が知り合った人付き合いの上手くない男性(発達障害?)との出会いにより、そして支援しようとする周囲の人々との想いが交錯しながら徐々に主人公の気持ちも同じ方向へと流れが変わっていく。

少し前進したところで物語りは終わります。


シングルマザーは日本には約100万人以上もいるそうです。
単純計算でも日本人女性(赤ちゃんからおばあさんまで含み)の2%になります。未成年の子供がいるシングルマザーの年代で考えると5%程度はいることになります。

社会問題として考える必要があることを訴えている映画だと思いました。
また、シングルマザーに寄り添うような映画でした。


北海道の美しい景色と、優しい音楽(ピアノ演奏)も良かったです。

このレビューはネタバレを含みます

ニセコの美しい自然の中で緑の畑を歩く長谷川葉音さん演じる娘役エミリーなど母親視点でみた愛らしい娘の描写は美しいと感じた。
エジプト人とのハーフの長谷川さんの顔立ちもあり、まるで名作洋画だった。
しかし、自身がシングルマザーの家庭環境にもあり、家族の中で生じる問題は演技を越えたリアリティーは特筆できるポイントで、他の作品と確実に違う。

また、エミリーの母親の愛美役を演じた女優 内山理名と愛美の母親を演じた女優 西川可奈子の二人の苦しみと幸せの演技は、男性の私にも良くわかる名演技だった。
特に二人は長撮りのクローズアップシーンが多いが、どれも心臓を捕まれるようなシーンに仕上がっていた。

最後に四つ葉のクローバーの花言葉に重なる映画のメッセージが見終わった後に心を暖かくしてくれる。

なお、現在上映館が少ないのは、上映のための各映画館への宣伝費が足りていないことが原因と舞台挨拶などで監督が語っている。
映画の質は全国大規模上映をしても良い映画だ。

ただし、娯楽作品ではないヒューマンドラマなので、娯楽作品を望む方では評価が逆転するかも知れない。
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