四月の永い夢に投稿された感想・評価 - 197ページ目

とても上品で温もりのある、静かなる良作でした。

時間が止まっていた主人公が、その原因となった喪失体験と向かい合いうといったタイプの作品で、少しだけマンチェスター・バイ・ザ・シーっぽいなぁとの印象を…

桜と菜の花と喪服。金魚花火のタオル。春と夏の季節特有の爽やかな気持ちを感じさせる。
そんな情景の中、過去に囚われ、何年も一歩を踏み出せず立ち止まっているヒロイン。
朝倉あきさんの静かな演技が観ていて…

香りを感じる映画だった。
最初の桜と菜の花の中に佇む喪服姿の初海ちゃんの印象的な色合いとか、朝ラジオの音で目が覚めて髪が汗でしっとりしてる様子とか、何でもないけど雨とか風とか日差しとかお風呂とかそう…

主人公が元カレに会いにいく動機ときっかけが曖昧でモヤモヤした。

やたら歩いてるシーンが多かったけど歩けども歩けども前へ進めないみたいなことだろうか。

スチールにもなってたあの桜のシーン、とても綺…

見慣れた地元の風景が新鮮に感じられた。
作品としては、風景の撮り方などもっと細部にこだわってほしかった。音楽も、私には違和感があった。
キャストに素人さんを使いすぎると観ているこちらが疲れてしまって…

予告編を観て気になり評判も高かったので観賞。辛い経験をして前を向けない女性が、日々の生活の中で新たな経験や出会いをし、今一度問題と向き合い一歩前に進む王道且つ人間らしい物語。上述したように王道の展開…

身近な人間を亡くした者がどんな風にそれを受け止め、乗り越えてゆくのか、というのを自分以外の視線から見てみたいと思い、鑑賞にいたりました。
監督自身が親友を亡くし、その体験を映画にしたように、人は自分…

おっさんから見れば、文系男子の女性美化映画、とも思わなくもないが、それでも見続けたくなる魅力があった。所々で素晴らしいセンスを味わった。

朝倉あきと国立（くにたち）の相性はとても良い。ともに飾らず…

死を身近にした人の時間の流れ方や聞こえる音が繊細に描かれていて 詩を詠むような映画だった。そういやあの人が亡くなったとき、日常は関係なく進んでいくんだなぁなんて当たり前だけどそう感じたことを思い出し…