自殺を手助けしてくれる人を探す男の話。
1997年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。
ずっと同じような景色が続く道を車で行ったり来たりして、会話は淡々としている。同監督作品ジグザグ道3部作の車版…
このレビューはネタバレを含みます
静かに話は進むけど、
会話の内容が深くて退屈しなかった。
3人目の剥製師との会話、その後彼に返事が無ければ石を2回投げてくれとお願いしたり、景色を眺めたり、バディの気持ちが揺らいでいるシーンが1番…
人は心の持ちよう次第でものごとの見方が変わる。自殺を考えてしまうほどつらいことがあっても、いつもは目に付かないちょっとしたことがきっかけで元の自分に戻れるかもしれない。
生きることの喜びを教えてくれ…
このレビューはネタバレを含みます
最後に会ったご老人の台詞
生活は苦しく
すべてが悪くなるばかりだ
わしは疲れ果て
死んだら楽になると思った
もう限界だとね
ある朝 暗いうちに
車にロープを積んで家を出た
わしは固く決意してた 自…
このレビューはネタバレを含みます
自殺を巡る議論をほどほどに繰り広げながら、宗教的・哲学的問いのみの自慰的な作品に留まらず人の心の復元力や全ての他人の生に目を向けるような慈悲深さもある。人生賛歌ではなく、いかに生を長持ちさせるかと…
>>続きを読むぐるぐる町を見て、グネグネ車を走らせて、ぐらぐら心が揺れてくる。別に揺れてもいいんだ〜と思わせてくれる。何かを一度心を決めて人に言っちゃったりしても、些細なものごとに触れて心が揺れたら一度戻ってみた…
>>続きを読む『桜桃の味』食べられなくなったら惜しい物の例えで出てくる。
自殺を手伝う人を探す中年男バディ。
金を貰えても仕事内容を聞いて皆んなが逃げ出す。
生埋めは嫌なら、毒薬でなく何故睡眠薬を飲もうとして…
(C)1997 Abbas Kiarostami