女の一生のネタバレレビュー・内容・結末

「女の一生」に投稿されたネタバレ・内容・結末

 モーパッサンの原作は読んだことない。けど面白いなぁと思ったのがヒロインが全然スクリーンの観客の方を向かない(たぶん作り手の意図的演出)。上映時間のほとんどであっちの方向を向いててこっちはヒロインのうなじばかりを見せつけられることになる変な映画。おそらく女性のうなじフェチの方にはたまらない映画だと思う(←たぶん楽しみ方として間違ってる笑)。中盤の「真実を知っていながら黙ってることもそれは嘘」「神は肉欲を嫌うがそれ以上に嘘を嫌う」云々の件が一番面白かった。ラストシーンを「人生はなかなか捨てたもんじゃあありませんね」なんてセリフで閉めたのはちょっと安易な気がする。結局終いまでヒロインは観客の方をほとんど振り向きません。「ねぇヒロイン、こっち向いて。」って感じ笑。
貴族の娘ジャンヌは子爵ジュリアンと17歳で結婚、夫は彼女の乳姉妹ロザリを身ごもらせ友人夫妻の妻とも関係を持ち殺される。最初は2人の間には愛があり愛しそうにジュリアンの顔や髪を触るジャンヌの顔は幸せに満ちている。でもロザリとの関係は2人の結婚前からだったというのだから…。

そして溺愛する一人息子ポールがまた最低なクズで金の無心の時だけ手紙を寄越すのだが、段々不幸になって行くジャンヌに対比するように幼く愛らしい息子との幸せな日々の描写が挟み込まれる。両親や夫や息子に愛された過去と全てを失くした現在。

ラスト ジャンヌは息子ポールの赤ん坊を引き取り「人生は悪いことばかりではない」というロザリの言葉に頷いて終わる。息子に捨てられ孫を押し付けられても新しい溺愛の対象が出来れば帳尻が合うと思えるジャンヌは最後まで幸せだったのかも・・とも思えます。
最初の方のセリフは文学的でワクワクしたけど、段々と日常にかき消されてく感じ。

典型的な愛されたい女。
相手に期待ばかりして、裏切られての繰り返し。孫娘引き取ってからも、ジャンヌはまた同じこと繰り返すと思う。
ラストの人生って悪いことばかりじゃないとか言われて、正直さめた。
けど、彼女の世界ではあの子は生きる希望なんだろうな。。
それでも虚しい人生だな、、
ある意味ロゼリの方が真っ当だと思う。

不倫を許すことが罪から逃れる方法とかありえない。そんなの本当の宗教でもなんでもないと、怒りすら覚える。笑

映像の切り取り方によってか共感し辛いけど、映画らしい映画というか、その時代をよく反映してるように思えて◎
2018年初映画館なので、女性の逞しく生きる映画を観よう!と思って決めたのだけど、めちゃくちゃ暗い映画だった。。

2016年につくられた映画だけど時代は1850年くらいで、だからなのか、久しぶりの4:3の画角がさらに時代を感じさせてておもしろかった。

でも最初らへんは狭い画角の中で顔のドアップばっかりで、セリフばっかりで、小説っぽいな〜って感じでねむねむ状態に。。

ストーリーはなんかみんなクズすぎて。
息子が金くれ手紙を送ってくるたびに、隣の席の人がそのクズっぷりに吹き出してました。
「3万の借金が…」『』
「会社が全焼して…」『フッww』
「子どもができて…」『ブフォww』


こんなクズたちがでてきた最後に、「それでも人生って悪くないわね」って言われましても。共感ゼロでしょ。笑

しかも息子が姿をあらわさないあたり、本当のことなのか、ロザリがやさしい嘘をついているのかわからなくてこわかった。。かんがえすぎかな。。