わたしは、幸福(フェリシテ)の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

わたしは、幸福(フェリシテ)2017年製作の映画)

Félicité

上映日:2017年12月16日

製作国:

上映時間:129分

3.4

あらすじ

「わたしは、幸福(フェリシテ)」に投稿された感想・評価

うーん、何度も感想を書き難いな。

歌手で我が道を通し過ぎて
周りの人から好かれていない
フェリシテ、
母親(フェリシテ)とはあまりうまくいってなく交通事故にあった息子サモ、
フェリシテに好意を寄せるタブー
の3人がメイン。

フェリシテは幸福を知らずに
周りの人に当たり散らし、
唄う歌はなんとなく攻撃的だったり
挑発的だったりします。
ただ、その唄う感じが状況によって
変わっていくのは肌で感じられました。
たなま

たなまの感想・評価

3.0
フィクションであるはずなのに、物語を収束させるための小細工や、画として成立させるための技巧が全く感じられず驚いた。淡々と綴られる日常と、危うげなコンゴの町の風景のコラージュ。作り手の諦めにも似た怒りのような感情を感じてしまう。1人の女性の日常化した悲劇をこんなにも剥き出しで見せつけられると、ほんとうに疲れる。パワーのある映画だった。
ア

アの感想・評価

3.0
悪かないけど、ムーンライト的な国境は超えてこず。小さな話だが良い話。
ゲル

ゲルの感想・評価

2.3
森のシーンはさすがに真っ暗すぎる。
歌のシーンが多いが歌詞があまり出ない。
顔のアップが多いので回りのものがよく見えない。
以上、あまり観やすい作品ではなかった。
文化の違いもあると思う。
途中少し寝てしまった。
終わり方もよくわからなかった。
CCC

CCCの感想・評価

4.0
終盤30分、虚構と現実、過去と現在の境目がなくなってきたところ冗長?と思ったけど、まったく嫌いじゃない、むしろ好き。素晴らしい音楽。音楽のシーンと使い方がめちゃくちゃかっこいい。あと、別れた旦那の顔と演技がめっちゃ恐い(笑)フェリシテの僅かな表情、表現がいい。
sumi

sumiの感想・評価

-
どこにいても生きていくのはしんどいのか。あるがままの暮らしが幸福、とはやっぱり言えないし。幸福という名前だけでは生きていけない。国の情勢とかの問題もある。
見慣れていなくて、観るの難しかった。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.4
〝幸福〟と名前を持つ歌手フェリシテは、女手ひとつで息子を育てていた。ある日息子が交通事故で重症を負う。手術代を工面するため町中を駆け回る、アフリカ、コンゴの小さな町を舞台にしたヒューマンドラマ作。全体的に、独特なアフリカの空気感がよく出てます。地方特有の生活感が滲み出ていて、世界観にのまれます。序盤の雰囲気から一転、街中を疾走する姿はとても名前に適した〝幸福〟の姿ではないが、〝幸福〟を求めてひた走る、〝幸福〟を掴むために生きる姿がとても印象的で、タイトルに恥じない、〝幸福〟が描かれた物語で良く、その分の結末も印象的です。2時間の尺で比較的淡々と描かれる場面もあるので、弛れる場面もあるが、〝愛〟の物語です。主人公の女性の雰囲気が良く、タフな女性(タフにならざるを得ない女性)がとてもリアルに出ていて良い。
小一郎

小一郎の感想・評価

4.0
第67回(2017年)ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞作。アカデミー外国語映画賞の予備選考9作品の一つに選定。アフリカのコンゴ民主共和国の首都キンシャサのバーで歌いながら、ひとり息子を育ているシングルマザーのフェリシテが主人公。

アフリカの社会や音楽に興味がなければ、面白くなく、退屈かもしれないけれど「深淵の底にこそ新しい可能性の種子がある」(アラン・ゴミス監督 パンフレットより)ことを描いた普遍的な物語。

ある日、最愛の息子が交通事故にあい、費用を前払いしないと手術ができないと告げられる。息子のために金策に走るフェリシテだったが…。

映し出されるのはサバンナではない、アフリカの都市のリアルな姿。内戦により国内各地から避難民流入で治安、衛生状況が悪化。国には地下資源が豊富に存在するとはいえ、富の分配は不十分で貧富の格差は拡大。都市では盗難が横行し、捕まれば鬱憤のたまっている人々からリンチを受ける。

そんな世界に立ち向かうフェリシテ。自分の理想像を思い描き、人の優しさを受け入れず、時に人を傷つけながら、妥協なく突き進む。しかし頑なな強さは脆さと表裏一体。自分一人の力ではいかんともし難い息子の交通事故に、フェリシテは打ちのめされる。息子は傷つき、プライドは砕かれ、ショックから歌声も…。彼女が大切にしてきたものは失われていく。

監督は言う。「『闘うことと受け入れること』という2つの対立から導き出されるものに興味があって、それが僕のすべての映画に共通するテーマともいえる」(パンフレットより)。

その2つの対立を、生と死、明と暗、主張と沈黙、バーの音楽とオーケストラ・合唱による演奏という対比を通じて描いていく。

闘いに敗れどん底まで落ちたとき、つまり本当の困難、破滅を前にした時フェリシテは、逃げたり、あきらめたりするのではなく、ありのままの自分を受け入れる。そして気付くのだと思う、「わたしは、幸福(フェリシテ)」だと。

●物語(50%×4.0):2.00
・フェリシテの自我再構築の物語。まずまず好き。トークショーで菊地成孔氏が絶賛し、「パンフを買え」というので行列に並んで買いました。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・無表情だからこそ光るフェリシテの笑み。対比の演出については、もう一度じっくり見てみたい。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・プロとして活躍するカサイ・オールスターズがバーで演奏。アフリカでは少ないオーケストラのキンバンギスト交響楽団などレアな音楽も。音楽ももう一度聞きたいかも。
eiganoTOKO

eiganoTOKOの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フェリシテのような、誰にも気を使わない、共感も求めてない、尖ったナイフ女が主人公ってだけで既存の世間から求められている「女性性主人公」から大幅にはみ出まくっててそこの評価は高い。
映画の特典ステッカーが、漫画家の南Q太でなにそれぴったりじゃね⁉︎とアガった。

特に、大金持ちの家に血縁関係を装い忍び込み、金を恵んでくれ!!という日本なら普通にお縄のシーンは、息子を助けたいのに世間からは徹底的に見捨てられたシングルマザーの根性、鬼気迫るものがあった。
床に転がりギャースギャースと見事な駄々こねくり!!!
同情するなら金をくれ!!!
まあ狂気なんだけど、コンゴにおける貧富の差はいかほどか、考えさせられる。

息子の事故や、詐欺、冷蔵庫の故障など不幸福なことが次々と起こる。
だからこそ、最後にずぅっと張りつめていた空気が、冷蔵庫がついに直った…!と思いきや直らなかった…!!というオチに、フフフフと変な笑いが起こる。
吹き出しちゃうフェリシテと息子と求婚したタブー。
お先真っ暗でも日常のなかに幸せを見つけて、幸せってなんだろねってことあるある。

そして既にクリシェすぎてうっとおしいほどに「幸せって心だよね」を強調するのではなく、誰がみてもクズかもしれないタブーが私にとっては一番気楽でいい、と。結婚はしないけどセックスはしてやってもいいよ、と性的なパートナー関係を結び、結婚もあるかもね❤️とマウントとらせないフェリシテは最高なのである。
それは私や視聴者が思う「幸せのかたち」ではない。
そして他人の幸せはわからない。
そこがこの映画の良いところ。

演奏を務めたカサイ・オールスターズとフェリシテの歌はマジで最高です。

でも流石に長すぎだし、すっごい眠かったのでこの点数。
TANAA

TANAAの感想・評価

-
菊地成孔のゴミス監督との対談が印象的。


『この映画は空間をつくることに成功していると思います。僕も動揺に近い感動を覚えました。多くの日本人はアメリカのハリウッド映画ばかり見ているので、主人公のフェリシテの表情すらおそらく読み取れない、彼女の絶望や喜びがどれくらいのものかわかるくらいには目が慣れていないと思うんです。だからこそ、というところもあるんだけど、機能的なハリウッド式情報が転がっていって感情を動かすエンターテイメントとは全く逆の、非常に心の深いところが動く映画だと思いました。』
菊地成孔絶賛!"真のアフリカの姿"を伝える映画『わたしは、幸福(フェリシテ)』
http://www.webdice.jp/dice/detail/5537/


この映画を鑑賞するだけの教養を身につける必要性を痛感した。