わたしは、幸福(フェリシテ)の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

わたしは、幸福(フェリシテ)2017年製作の映画)

Félicité

上映日:2017年12月16日

製作国:

上映時間:129分

3.3

あらすじ

「幸福」という名前を持つ歌手フェリシテ。誇り高く、自分を曲げることができない彼女は夫と別れ、バーで歌いながら女手一人で息子を育てていた。バーの常連の男タブーは、美しいフェリシテに気がある。そんなある日、フェリシテの大切な一人息子が交通事故に遭い重症を負うのだが……。

「わたしは、幸福(フェリシテ)」に投稿された感想・評価

いきなりキンシャサのバーで歌う主人公の描写が続く。キンシャサはアフリカのコンゴ民主共和国の首都。その街の場末ともいえるバーで聴衆に向かう主人公フェリシテ(「幸福」を意味する名前)の歌声は力強い。冒頭で、この歌う場面が結構長い時間描写される。カメラはまるでドキュメンタリーでも撮るかのようにフェリシテの歌う姿をヴィヴィッドに捉える。あまりにそのシーンが長く続くので、ちょっとした音楽映画のような出だしかと錯覚する。

しかし、その後に、「フェリシテ(幸福)」という名前とは裏腹の、主人公の不幸な物語が始まる。息子が交通事故に遭い、手術の費用を工面しなければ身体障害者になってしまうという、そんな危機的状況に陥るのだ。金集めに奔走するフェリシテだったが、ひとりで息子を育ててきた彼女には、なかなか容易いことではない。音楽映画なら、そんなとき歌が彼女の救けになるのだろうが、フェリシテはバーで歌うこともやめてしまう。死をも考えながら、困難に立ち向かうフェリシテだったが。

上映時間は2時間を超える。正直言って、長い。冒頭の歌のシーンをはじめ、もう少しリズムよく、コンパクトに運べるのではないかという場面がたくさんある。死を思いながら、彼女が彷徨いながら歩く幻想シーン(?)も、それほど効果的ではない。ストーリー的にもそれほど起伏のあるものではないので、このあたりの描写の妙が観客を引っ張っていく要素なのだろうが、それも冴えているとは言い難い。全体的にやや冗漫な感じは否めない。

唯一、彼女の部屋の冷蔵庫を直す場面、何度も登場するのだが、これは作品の見事なアクセントにはなっている。そもそも、冷蔵庫を修理する人間は、フェリシテの息子が連れてきた人間であり、その後で彼は事故に遭い、「直す」と「治す」がリンクしていく。監督はセネガル系のフランス人のアラン・ゴミス。彼が作品の舞台として選んだのは、コンゴのキンシャサ。バザールの場面をはじめ、この街の描写にはとても興味は惹かれた。1時間40分くらいの作品であったなら、また印象も違うものになっていたように思う。
強烈な現実を描くアフリカ映画。コーラスとアフリカンミュージックのカットバックは少し意味不明。ほのかな幸福への兆しはグッド!
morita

moritaの感想・評価

3.0
コンゴ民主共和国のレアな映像が全編にわたって映されていている稀少な映画。

きちんと構成はされていて、コンゴ版アピチャッポン映画、というのが観終わったときの率直な感想かなあ。

上映中に携帯の地震アラームが鳴り響いて、揺れなかったし、劇場の人も来なかったから大丈夫だと思いつつも、トータル10人に満たない観客(筆者も含め)の間にちょっとした動揺が広がり、途中から映画の内容とは関係なく緊迫感が漂っていて、それもスリリングな体験でした。
ろみ

ろみの感想・評価

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コンゴ共和国
この手の映画は好きなんだが思いの外なにも起きなくてねてしまった
Mariina

Mariinaの感想・評価

3.0
アフリカ音楽の演奏に合わせて陽気な感じだと思って臨んだら、違った。ずしん。
コンゴのリアル。

アフリカ音楽のライブ、そして初めて見た黒人の賛美歌、よかった。

優しさを与えてくれる人、幸せを教えてくれる人がそばにいるのは、幸せ。
今年の映画館での〆の映画です。
が、予告編からうとうとしてしまい、本編では爆睡!気づけばもうラスト。なのでどんな映画か全くわかりませんσ^_^;
残念な結果になりましたが(汗)、今年も一年いい映画にたくさんめぐりあえました。来年もステキな映画とめぐりあえますように。
みなさまよいお年を!
リョウ

リョウの感想・評価

1.8
ヒューマントラスト有楽町と渋谷で1日1回しか上映しない。
ヤバイ臭いを感じたが本当につまらなかった(汗)
何もしてないシーン、誰もしゃべらないシーン、行動理由がよくわからないシーンのオンパレードで当然寝た。
題材はいいものを使ってると思うのでどこかもったいなかったな~
okimee

okimeeの感想・評価

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2018/01/12
2回目。それでも寝た。。
前回よりは意識があったので、すべて通しで見るにはあと2回くらい通わないとダメかも。。

ああっ!

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はぁっ!
公開前から楽しみにしていたのに、体調悪いかな?レベルで眠さのときに見てしまった。
もう一度見る。
Atsushi

Atsushiの感想・評価

3.7
アフリカのリアルが垣間見える。
フェリシテの歌がパワフルすぎて
吹き替えと知ったときは衝撃だった。
外国語映画賞、取る気がする。

このレビューはネタバレを含みます

[レビューというか備忘録]
シングルマザーの女性シンガーが大怪我を負った息子の手術代を捻り出すなかで、幸福を見出すまでのお話。

寓話的要素あり?夜の森を彷徨うシーンや、オーケストラのシーンが劇中度々はさまれるが、いかんせん自分のリテラシー不足かあまりピンと来ず。オカピが出てきた♡

乱暴に書くと、経済的にあまり裕福ではない主人公が、息子の手術捻出のために金策に走り回るなかで、本当に支えてくれる人はあんまりいなかった。ただ1人支えてくれた呑んだくれボンクラ野郎が何だかんだ心の平穏を運んでくれたので、最低ではないわ、私
と言ったところか。

コンゴの文化的及び社会的常識を知っていたら、もっと感じるところがあったかも。観るにはまだ早かったのであろう。

金策中騙されたりコケにされたりズタズタのプライベート(昼)を過ごした後で、バーで熱唱しているシーン(夜)が1番グッときた。