夏の虫の音がずっと聞こえる。
向き先の分からない鬱屈した何かを感じるモラトリアムの映画かもな。
僕の地元はこの映画の会話にも出てくる都城(みやこのじょう)というところで、自分にとっても霧島連山は…
この頃の黒木和雄作品は、生き急いでいるような、密度の濃い作品が続いている。本作も、中学生の1945年のキリシマを舞台にした、こどもとしての戦争体験を描いて、団塊の世代にとっては心に響く作品であった。…
>>続きを読む本作品は、故・黒木和雄監督少年期の実体験が元になって作られている。(DVDには黒木監督と本作品をテーマにしたドキュメンタリー番組が収録されている)
この映画の登場人物たちはみな戦争のトラウマに悩ま…
安彦良和先生の漫画 ー乾と巽ーザバイバル戦記の登場人物 黒木親慶→ 有形文化財 黒木家住宅→ 黒木和雄監督 の流れで辿り着いた映画
黒木監督はキリシタンなの?と思うほどキリシタン風味。絵画だったり…
このレビューはネタバレを含みます
「TOMORROW」「父と暮せば」の間に作られた
黒木監督・戦争3部作の2作目。
1945年・夏、終戦間近の宮崎県・霧島が舞台。
広島で爆弾が落ちた直後の様子を描く。
戦争の直接的な…
ショットの美しさの類型を並べるならば「サクリファイス」であり「異端の鳥」であり、「リリイシュシュ」でもある。
何物として本作を鑑賞するか、だと思うが、私は少年のノスタルジー物として鑑賞した。自分を好…
このレビューはネタバレを含みます
お国のために、天皇陛下のためにと人々の心も身体も生き方さえも抑圧していった戦争というものの狂気。
割りと全体的にモノトーンな印象を受ける作品だが、それがかえって戦争のために本音を圧し殺さざるを得なか…
多分京都シネマでのアンコール上映のときに見て、そのあまりの素晴らしさを言葉にできずにいましたが、とにかくこの映画を撮ってくれてありがとう、と書いておきたい。
この作品を見ると、戦争は格差と分断の中…