このレビューはネタバレを含みます
ようやく訪れた結婚生活の2日目
ドイツが栄光を手にした時
まさに彼女も燃えていた
「服を着たのはまた知り合うため。
愛を確認できたら、服はいらない」
まっすぐに、したたかに、主体的に
自らの美と…
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メロドラマっちゃあメロドラマなんだけど、イントロとアウトロがカッコよくて最高。
衣装も可愛いし。賢くて可愛い女が活躍している様を見るのは楽しい。
愛する人がいながらも、生きていくために男性を利用する…
不穏は常にあった。爆音と共に始まって爆音と共に終わった。どんどん情緒がおかしくなっていくマリア見てられなかったな。誰もあそこまでできないし、あそこまでしなくていいし、完全に彼女の意志だけで全部をやろ…
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戦後ドイツの復興と、収監中の夫の帰りを待つ女性のしたたかな成り上がりを重ねて描く。
が、最終的にドイツはワールドカップで華々しく優勝を飾るのに対し、彼女の人生はしだいに陰りを見せ、夫の帰宅直後にタ…
何もない荒れ果てた世界に打ち立てていった"新時代の女性像"が、呆気なく最後に崩れ去る感じ。ドイツの歴史は正直あんまわかんないけど、色々と考え込んでしまうな。評判通り、最初と最後がかなり鮮烈。終盤、…
>>続きを読むライナー・ヴェルナー・ファスビンダーは1945年5月31日生まれ。ドイツの降伏直後に生まれたということで、ドイツの戦前から戦後への架け橋として自身の誕生に宿命的なものを感じたのだろうと私は想像する。…
>>続きを読むオープニングとエンディング痛快!
あれ?妊娠は?、あれ?どんくらい働いて稼いだんだ?って感じに「?」が浮かびまくる、すごいスピードで人生が進むけど、オープニングの痛快さもあってシリアスになり過ぎず…
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冒頭とラスト、それにハンナ・シグラの圧に心地良く圧倒される。
マリア・ブラウンをめぐる男同士の密約や2人の精神的な関係性を解説するブログを読んで、なるほどと思った。アメリカン・ニューシネマもそんな作…
記録です。
スタート時点においてヒトラーを吹っ飛ばし、結婚に穴が開き、銃撃と爆撃の中でも縋り付く儀式が血塗れとなるかのようなオープニング。停止させられた結婚を再スタートさせるために自らの力で稼ぎ成…
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