能役者が地方の謡の先生の芸を揶揄し相手が自殺したため、破門される…。
成瀬の作品で一番好きかも。芸に絡んだ失敗をしてしまった者が、芸でやり直すチャンスを得るのが感動的。特に月夜に舞を教えるところは…
まあすごかった!!外にいる花柳章太郎が三味線を弾いて歌い、屋内にいる山田五十鈴が思わず外に出るシーン。これだけで泣ける。自分より格下の歌い手の爺さんを辱めて、自殺に追い込んだ花柳章太郎は師匠の父親に…
>>続きを読む男女の人情モノに定評のある成瀬巳喜男監督作品。
伝統芸能である能の家元の跡取り恩地喜多八は、巡業先で謡の師匠宗山と腕比べをし負かしてしまう。
しかしそれを苦に宗山が首を吊り喜多八は勘当されてしまう…
原作は鏡花の中でも好きな作品。
多くの鏡花作品では能楽が作品内で重要な位置を占めているが、本作は特に最後の『玉之段』の舞に向けての収束が素晴らしい。語り継がれていく囃子と言葉が伏線になって、登場人物…
解説を見ているとスランプ時期の成瀬らしいが普通にいい。でもやっぱり泉鏡花って(万人に受ける)いい話を書く。
何と言ってもやはり木漏れ日のシーンの美しさ。素晴らしい。
あと、縁と想いが一つになって一つ…
衣笠貞之助よりはこちらの方が圧倒的に良いです
前者は作り物感が強すぎた気がします、記憶が定かじゃないので断定できませんが、違和感がいたるところにあってのめり込めませんでした
こちらはスムーズというか…