最高の変態映画…。ジメジメジトジト加減が凄い。山岸涼子が描く世界を思い起こした。山岸涼子は谷崎潤一郎だったのか。巨匠が描くペンのタッチはあくまでもサラッとしていますが…。それとも、京マチ子の姿が山岸…
>>続きを読む谷崎潤一郎は女が大好きだけれども、心底憎んでいるんじゃないかと思う。吉行淳之介と同じで。
市川崑は一方で、和田夏十と二人三脚で映画を作った人だし、なんとも食い合わせが悪い気がするけど、
これがわり…
始終、じとじととした雰囲気。主要人物は全員、上品な顔を取り繕っているけれどやっていることはとても下世話。
だけど原作が谷崎潤一郎だからなのか不倫、寝取られ、覗き、母親と娘の婚約者が関係を持つなどま…
谷崎潤一郎の小説を市川崑監督が映画化した作品です。主演は仲代達矢になるのかな?古美術鑑定家の中村鴈治郎のような気もするしその妻役の京マチ子のようでもあり。と思って観てましたら強烈なキーマンが居ました…
>>続きを読むずっしりとした手ごたえの作品
どの登場人物も腹に一物持っていて、全編不穏な空気の中で描かれる人間模様
中村鴈治郎、京マチ子、仲代達矢が3人とも外斜視気味という絶妙なキャスティング
ストップモー…
人間の三大欲望のうち加齢とともに落ちるのが性欲だ。主人公は壮年を迎え性的持続力がなくなった美術鑑定士。若さを保つため奥さんを娘の婚約者に抱かせ背徳による性的興奮で男性自身の復活を試みるが。まあ寝取ら…
>>続きを読むまず京マチ子の眉毛が一切の迷いもない様子で一直線につり上がっていてすごい。
おとんは能動的な変態、おかんは受動的な変態、娘は破滅思想の変態、娘の婚約者は打算的な変態。
やはり谷崎はぶっ飛んでいてサイ…
原作、谷崎潤一郎「鍵」の市川崑監督による映像化作品(1956)
監督や映像の作風が違っても、矢張ドM変態文豪谷崎先生。
不道徳、不倫、窃視症、ED、殺人。
露出も露骨な描写も無いのにいかがわしい…