なんとなく、日本映画chでやってたので録画して鑑賞したが、内容があまりにも渋くて驚く!
本作『鍵』は、谷崎潤一郎の同名の小説を原作とし、1959年(昭和34年)に市川崑監督が映画化した作品。
第1…
ちょっと不自然な感じがいいのか
それともあの当時は
あれが自然だったんでしょうか。
小津監督の『浮草』と
主演男女優が同じ。
あっちは違和感なかったから
こういう演技なんでしょ。
京マチ子が妖艶。…
感情を表に出さない無機質な人物たちともの静かな映像。
京マチ子のメイク、見えそうで見えない裸体のカメラ割が妖艶なエロスを想像させ、更に世界に引き込まれる。
やっぱり好きです市川崑監督。
谷崎潤一郎の…
エロい。精神的に。
谷崎潤一郎の原作だからというのもありますが。
登場人物をあまり人間っぽくみせない演出が、欲に支配されて動いているようにも見える。モノクロってわけじゃないのに、無機質に見えるから、…
予告編に「現代の怪談」というコピーがあったのですが、なるほど、と思いました。
冒頭、仲代達矢さんのモノローグで始まるも、奇抜なお化粧の京マチ子さんの登場で、一気に日常ではない、物語の世界に引き込まれ…
見ることに執着した哀れな老人を見捨てた妻と娘と間男が、結局は全てを見ていた老婆に断罪される、淫靡で背徳なブラックユーモア。
宮川一夫の見えそうで見えない構図。
竹、機関車の連結、鍵穴、短剣の鞘など…