アルベール・ラモリスの原作短編『赤い風船』のオマージュとして、風船は子どもに寄り添い、言葉にならない感情の道しるべとなっている。
特別な事件が起こるわけではないが、最後にはシモンが風船とともに歩く姿…
侯孝賢鑑賞会vol.4③
フランスの家と侯孝賢のドア外から中を覗くような撮り方、親和性高い。
オリジナルの『赤い風船』は赤い風船がどんな時も少年に着いて回っていたけど、こちらの赤い風船はふと気づけば…
完璧にフランス映画やってる中で、フランスの家でもドアの隙間から部屋を覗くショットやってて草。
列車内で会話しているときの窓からの陽光の柔らかさが素晴らしい。赤い風船のアイコニックの強さも相当なもの。…
オリジナル作品の大ファンなので公開当時から今に至るまで訝しげにしか思っていなかった私でしたがついに見ることにした。
侯孝賢監督、今まで本当にすみませんでした。浅はかでした。
風船の動きがオリジナル…
赤い風船を見上げるということ=スクリーンを見上げる我々との一体化。
最初に鮮烈な「赤」を見せ、それから画面の随所に赤を配置することで緊張感を促す。補色としての「緑」。
パリを漂う風船を見ている時の多…
アルベール・ラモリスの「赤い風船」が好きでフランスへ留学してきた中国人が家政婦として少年ビノシュに出会う。
特に大きな出来事は起こらないのだが、惹き込まれてしまう。
ビノシュをそっと見守る赤い風船が…
たった4日間しかない上映期間。こちらでの信頼できる方たちの好評価にも背中を押されて、たまたま時間が作れたので初日に見ました。
文句なくすばらしい映画です。
人形劇の声をジュリエット・ビノシュがつけ…
ホウ・シャオシェンが撮るフランスのとある家族の話。まず、老後はこんな家に住みたいと思わせる台所に差し込む光と部屋の赤のコントラスト。何かといつも忙しいのに友達と家賃滞納でモメまくるオバチャン全開のジ…
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