看護婦から見た戦争。ひたすら強力な西さくら(若尾文子)のセリフや手術シーンで体力ゴリっと持っていかれる。西さくらのちょっと度を超えたレベルの献身力、そして自責の念はもはや人間ではなく文字通り戦場に舞…
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グロテスクで嫌なのにずっと観ていられる自分が嫌だ(笑)
女性を天使にするのは如何とももし難いが、もう天使としなければ話が収まらぬ
すべては性欲のためのみであり、何もかも軽薄かつ最悪な男原理でむし…
ド頭から、メンタル的にもフィジカル的にも、度を越して強烈な描写が続く。後半は後半で、戦争の真っ只中という切実さはありつつも、モルヒネとインポとコスプレの話まで。ここまでやってんのか。増村も若尾文子も…
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もう一回見るであろう刺激の強すぎる傑作。
感動的なセックスというのを映画で初めてみた気がする。
倫理観の欠如した戦場において、人間性そのものも混沌とした状況の中で(映像的にも暗い)、人間らしさである…
凄まじい映画。皆さんおっしゃる様にこれカラー作品だったらどれほどだったことか…
それにしても若尾文子。
この作品の時彼女はいくつなんだろう?
なんと言う女優!いったいどれだけの役をこなせるんだろう。…
究極の純愛映画かつ、究極の反戦映画。
1939年頃、日中戦争という泥沼の攻防の中、支那大陸を舞台に、従軍看護婦を務める西さくら(若尾文子)と岡部軍医(芦田伸介)の恋を軸に展開する。
職域を超えた慈…
良すぎる
若尾文子の色気と狂気がとてつもない魅力
戦争と性、中毒と本能が入り乱れて地獄絵図の中で愛し合うシーンの強烈さ
自分の境遇に酔って沈んでいくようにも思える若尾文子が最高
容赦なさすぎる野戦病…
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なんか観ながら色んな考えを頭の中でぐるぐると巡らせられた。つまり観て良かった。
従軍看護婦としての西と女としての桜の生き様の物語。
いつ死ぬかもわからない軍人たち、負傷者を果てしなく手当し続ける…
『青空娘』『最高殊勲夫人』のような明るい若尾文子も良いけど、あまり笑顔を見せない暗めな若尾文子はもっと良いかも。かっこいい。
あと切断手術の際での麻酔、あれ絶対効いてない。軍人さん達凄く苦しそうだっ…
フランスでカルト的人気をもつ作品とのこと。確かに、これは日本よりもヨーロッパでウケそう!と思いながら鑑賞。
若尾文子さんがフランスの伝統的なファムファタールそのもの。救いの天使でもあり死へと誘う悪…