母と祖母と暮らしていた兄弟のもとに、家を出ていた父が12年もの長い歳月を経て戻ってきた。写真でしか見たことのない父の出現に子どもたちは戸惑うが、父はお構いなしに彼らを湖への小旅行へ連れて行く……。
…
細かい説明は省いていて、回収しない伏線も多いので好き嫌いが分かれそう。
基本は父親との邂逅ロードムービーかな。まあ昔の父親像、さらにロシアとなればあんなもんなのかな…
父親に色々と謎が多く、弟の破茶…
北野武バージョンの『座頭市』をおさえてベネチアで金獅子賞を獲得した作品ということで興味を持って鑑賞したが、凝りに凝ったカメラワークの数々や家族の再会というドラマを甘さを一切省いて重苦しく描いた作風、…
>>続きを読む美しい青空が印象的で、父親が12年ぶりに会った息子達に負い目があり不器用ながらも、母親では教えられない男親としての矜持を、少し気負いながら背中で語ろうとする父と、父親となんとか折り合おうとする長男と…
>>続きを読むこの映画の父親について考えるが、彼をどういった言葉で表現するのかはとても難しい。
ジョゼ・モウリーニョのような顔立ち。
そして、私にとってはどちらも同じ感覚だ。
それは時に傲慢であり、人格者でもある…