・対話によって次第に明らかになる死刑囚たちの負の側面は決して特殊なものではなく、どれも私の中に多少なりとも存在する。同時に、まだ駆け出しであるが故の教誨師の戸惑いが、観ている自分にも重なる。
遠い…
大杉漣演じる、教誨師(きょうかいし:受刑者の更生を促す人)である佐伯 保と六人の死刑囚の対話がメインの映画。
拘置所の無機質な室内で、佐伯がそれぞれの死刑囚と会話して彼らの心をときほぐしていく。
…
キリスト教的な教えと併せて、自身の体験と重ねながら、受刑者たちに寄り添っていく役どころは
柔和なイメージの大杉漣さんにピッタリでした。
おじいさんが頭が痛くてとっさに祈りのポーズを取った時、あ…
漣さん…あなたどこへ行ってしまうの…
ってなるよね、あのラスト。
大杉漣さん最後の主演作となった映画。バイプレイヤーズの光石研さんや、演技派古舘寛治さんらが脇を固める。
114分、ひたすらに会…
今年亡くなられた大杉漣さん、最後の主演作にして最初で最後のプロデュース作。
受刑者を改心へと導く教誨師。けどこれから死を迎える確定死刑囚への教誨にはどんな意味があるのか。正直、鑑賞前はピンと来なか…
めちゃ考えた 考えたけど考えるだけしんどくなった 理由のひとつは死刑囚たちの罪状が積極的には明かされないからだろうと思った 具体的にこの人たちが何をして死刑判決を受けたのかわからないままただ話…
>>続きを読む日本の国宝 大杉漣さま ご遺作。
漣さんの映画、もっと見たかったなぁ。
ご冥福をお祈りします。
役者さんの演技だけで、訴え、たたみかけてくる、迫真の作品でした❗
それぞれの役者さんの演技が、素晴らし…
丁寧な脚本。端的に映画としての醍醐味を言えば、誰が死刑になるのか、である。辛い。
しかし、話は複雑だ。ニュースで悲しい思いや悔しい出来事に出会ったとき、それと同じような苦しさを覚える。
ある死刑囚は…
ほとんど拘置所での対話のシーン、劇伴もほぼないけど、最後まで飽きさせないのは出演者たちの演技の素晴らしさ。
なかでも一番軸になる、あの相模原事件の犯人を思わせる役を演じた玉置玲央のシーンはグッときた…
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