大杉漣さんの遺作にして、唯一のプロデュース作品となった映画。
古い小学校の始業ベルをいまだ使う老舗映画館・有楽町スバル座で鑑賞。
まるで演劇のような濃密な密室劇。
6人の死刑囚と大杉さん演じる教誨師…
銀幕短評 (#159)
「教誨師」
2018年、日本。 1時間54分、公開中。
総合評価 67点。
教誨師(きょうかいし)がなんたるかを、ものしりのわたしは当然に知っていた。まあ性格からい…
タイトルになってるいる「教誨師」とは、刑務所の受刑者に対して悔い改め徳性を養うように道を説く者で、多くは宗教家がボランティアで任に当たっている。
今年2月に急逝した大杉蓮さんの初プロデュースにして最…
大杉漣遺作、初プロデュース映画、最後の主演作。
ほぼ場面転換なし、BGMなしの中、6人の死刑囚と教誨師の対話のみで進む物語でしたが、大杉漣さん始め出演者の方々の演技力で終始惹き付けられ目が離せなかっ…
題材をよく思いついたものである。芝居場も絞り込むというのも素晴らしい。撮影も見事。演出の狙いであろう手持ちでの撮影がキマッている。ピントの選択もいい。
激しい映画ではないが、緊張感が醸し出されている…
戦闘力…たったの5か…ゴミめ…、と言った感じ。これが最後の大杉漣と補正を加えても、なんら面白い作品ではない。とにかく薄い、ペラい、まるで俺の人生の様にペラッペラである。一応はこの中の誰に死刑が執行さ…
>>続きを読む漣さんが映るたびに落ち着くと同時にあぁもう観れないんだなぁ…と。
ずっと心に重く残り続けるテーマでした。
高宮役の玉置さん、存じ上げなかったけど演技が凄かった…あのくだりがずっと残って離れない…高宮…
なんか物凄く重く深い映画だった。
どんな感想を述べても陳腐になりそうな、いまいちよく内容を理解できていない自分の頭が悔しいのだが、今はそれでいいのかもしれない、とも思えるそんな映画。
様々な性格、様…
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