大杉漣さんの遺作だけども、このテーマを会話劇でやったのはやはり失敗なのでは。という気がする。
どうしても役者同士のやり取りにしか見えず、そこに存在するのは虚の空間。死についてのやり取りが、どうも腑に…
6人の死刑囚と大杉漣さん演じる教誨師
大杉漣さんを劇場で観る最後の作品がアウトレイジ 最終章ではなくこの作品で良かったと思った
なんとなく
玉置玲央さんは映画初出演だそうだが、これからどんどん出…
死刑囚は特別な場所で
特別な管理下にいるが
服装や髪型は自由でいられるらしい
そこに収監されてから
どの位で死刑執行されるのか…
その毎日の中で
希望者が教誨師と会話ができる
大杉漣は6人の死刑…
見る前もっと悟っている人なのかと思ったら、大杉漣の教誨師は等身大でいつも壁に当たり、悩みながら前に進んで行く主人公でした。
辛いだろうけど、本当に人が好きだからこの仕事を選んだんだろうなと感じます。…
・演技が良い
・死刑囚の描き方に奥行きはあるけどキャラクターとしてはそんなに複雑でもないような感じがする
・人が二人向き合って話をしたらそこで関係が生まれて、気遣いあったり何か教えたり議論したりする…
とにかく地味な映画なんだけど、地味にじわじわくる。
眠くなるかもと思ったけど、役者さんたちがすごすぎて、引き込まれました。
生きるってなんだろうと考えさせられました。生きているからには、誰かと関わり…
BGMがない映画。拘置所の殺風景さも相まって画面はシンプルな印象を受けますが、テーマは複雑。終始見入ってしまいました。
大杉漣と光石研はさすがとしか言いようがありませんが、他の俳優陣も非常にリアルな…
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