映像の美しさで言えば今年1かもしれないと思った
ただ、自分的には好みの話ではなかったので退屈でした
それでも人生の厳しさをまざまざと見せつけてからのラストまでの運びは芸術的と言わざるを得ない
…
私この家の中で、この家族とクレオさんをジーっと見てます。って感覚でした。
淡々と終わりのない家事をひたすらこなしていくクレオさん。
そんなこと自分でやれよ、って事もクレオさんはやってくれる。
感情を…
松竹で鑑賞し直し。
感想は変わらないけど、改めて音感動。
驚愕の美術の力に乾杯。世界観はこうやって作られるのだよね。
音も美術もだけど、現代でなく70年代をこんなにも美しく表現。
最初はカメラのパン…
状況に合わせて汚れていく家。
家に合わなくて駐車出来ない車。
地震と政変と銃と火事。
遥か空に旅客機(ボーイング)。
『波』のようにゆっくり行ったり来たりするカメラ。
この映画はきっと『あの…
このレビューはネタバレを含みます
今まで4以上つけた映画とは違う質の4.0
カメラを通して観ていることを忘れる(透明人間になってその場で傍観してる感覚になってた気がする)。
70年代メキシコシティの一家族の生活を切り取ってるだ…
マッチョなメキシコ社会の喧騒を、クレオという先住民の家政婦の視点から振り返ることで、もっと細かく見えてくる多層的な空間や音がある。直線的な物語のなかにふと差し込まれる非時間的な一瞬。クレオだけがあの…
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