2度目
ここ最近、白と黒の美しさにぞっこんで、特にしんしん降る雪景色をモノクロで見ることに心がうっとりしていた、それが一番だと思っていたけれど、美しい光は昼間であっても浜辺であっても海の風であって…
南フランスの小さな漁村を舞台に、人組の夫婦と、そこで暮らす人々の生活をぞれぞれ独立した視点で描く作品。
夫婦の会話や演出はどこか抽象的で浮世離れしており、一方漁村の人々の生活の様子は徹底的にリアルに…
映画を見ることでしかやり過ごせない夜があって。そしてついには映画を見ることさえもできない夜になって。ならばせめてBGM(バックグラウンド・ムービー)として、見なくとも点けているだけで心地のいい映画を…
>>続きを読む真の美意識は決して華やかでは無かった。
通の間で取り沙汰される映画史における文脈はわからないが、写真家である監督の、社会との向き合い方、そのストイックさだけはアホにも伝わる映画。
舞台は控えめに…
もう、ずっとずっと観たかった左岸派アニエス・ヴァルダの処女作。
若さの消えた”二人の愛”に名残惜しさを感じ、幸せを追求した結果、倦怠感を覚えた妻。静かな田舎で育ち、静かな愛を注ぐ対照的な夫。
愛…
監督 アニエス・ヴァルダ
〈アニエス・ヴァルダをよく知るための映画3本)の3本目は
ヌーヴェル・ヴァーグに先立つ映画の
革命となった1954年のデビュー作
ラ・ポワント・クールト。
舞台は南仏s…
アニエス・ヴァルダの長編デビュー作。南仏の小さな海辺の村に住む人々と、一組の夫妻のやりとりを交互に描いていく。線路のカット、二人の顔のカットなど、目を見張るような構図。
当時26歳までは写真家…
(c) 1994 AGNES VARDA ET ENFANTS