このレビューはネタバレを含みます
「愚なる妻(143分)」
第一次世界大戦直後のモナコ公国モンテカルロ、軍服の男カラムジン伯爵と名乗る男と2人の女。彼らは詐欺グループで次の獲物であるアメリカ外交官の妻に近づこうとする。
鑑賞中はよ…
【殺傷能力100の業火】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のサイレント映画『愚なる妻』を観た。本作はエリッヒ・フォン・シュトロハイムが莫大な資産を投じて作った超大作とのことで、当初は6時間あっ…
淀川長治さんのオールタイムベスト1位。シュトロハイム監督が、デビュー作「アルプス颪」(1919)で生み出した自演キャラ”敵対国の好色悪漢将校”を強化し復活させたサスペンスドラマ。アメリカ映画初の製作…
>>続きを読む「死ぬまでに観たい映画1001本」ビデオが始まる前の淀川先生のエリッヒ・フォン・シュトロハイムに関する説明は非常に面白かった。但し100年前のサイレンと映画で感情移入出来なかった。当時は斬新だったの…
>>続きを読むDVDを再生すると淀川さんの解説から始まる
淀川長治さんの世界クラシック名画100撰集(26)
『愚なる妻』
見どころを熱く語ってくれる淀川さん。この映画は、珍しく結末を濁してくれました。ラス…
「ぐなる」ではなく「おろかなる」だった。
シュトロハイムの顔が怖い。笑顔ですら。生まれつきの悪役。でも女の嫉妬はそれ以上に怖い。
奥さんの設定が二十代は無理がある。
偽の涙のシーンが良い。完全…
大幅縮小版らしいが、むだに豪奢な舞台装置と、役者陣の醜悪ないし鬼気迫る顔芸のおかげでじゅうぶん濃厚。本来は6時間半あったという話を聞いただけでもうおなかいっぱいです。テラスにつねに吹きつけてくる波風…
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