1964年今村昌平の大傑作。地を這う昆虫のように本能全開でたくましく生きていく女たちの物語。面白かった。激動の昭和史を背景に全編を通してむせ返るような「生」のエネルギーに圧倒された。おおらかな「性」…
>>続きを読むタイトルもなかなかすごいけど、それを超えてくる強烈な作品。成人映画指定された今村昌平監督のヒット作ですが、そんなにエロいわけではない。
貧しい農家に生まれた主人公、松木とめ(左幸子)の半生を大正、…
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何だこのタイトル、だいじょうぶか?
と思って観てみたら、面白かった。
めっちゃ冷酷なムツゴロウさんが映画撮ったような感じで。もっと早く観ておけばよかった。やっぱり古典映画こそ最高。
写真、曲、…
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散々な環境にもかかわらず逞しく泥臭くしたたかに生きていく女たちに共感させず、同情もさせない視点が昆虫記というタイトルに結びつく。悲劇的なはずなのになぜか少し笑ってしまうような軽快さが演出と演技の両方…
>>続きを読む・人の半生を客観視すると滑稽で重苦しい。これが「重喜劇」か...しんどいですわ...。
・ドキュメンタリーかな? ってくらい描写が生々しい。田舎の言葉遣いとか、物陰から覗くような画面とか。
・延々と…