原作でそう言う描かれ方はしてなかったが、主人公の回想でのお話となっていてより哀愁のある構成になっていた。
物語の中盤〜終盤で主観が主人公から踊子に変わっていたように思う。
原作では主人公目線のみの為…
伊豆の山道を、旅の学生は一人歩いていた。天城の峠に雨が降りかかり、白い樹々の間を彼は駆け抜けた。茶屋の老婆が呟く言葉の裏に、旅芸人一座への蔑みを聞き取った時、青年の心はかすかに翳った。
踊子の下駄…
旅芸人とは、例えが難しいがサーカス団のように場所を移りながら芸を見せるような人たちなのだろう。家族経営で様々な地を巡り、芸を披露する。そういう中には春をひさぐような者もいたのかもしれないが、薫(吉永…
>>続きを読む内容は面白かったけど、身分差が露骨に表現されていたのが印象に残った。
初っ端から婆さんの旅芸人に対する態度と学生に対する態度とかムカっとする。
その後も宴会場での客も下品過ぎて気持ち悪かった。
今で…
原作の発表は1926年
学生は20歳、薫(踊り子)は14歳
幼少期に父母を含む家族を亡くした川端の実体験をベースに書かれた作品であると思うと、見え方が変わる
いかに当時の学生が特権的な地位にあっ…
この短いラブストーリーの中に、
当時の虐げられた人々が短いエピソードでいくつか出てきます。
むしろ社会派とも言える。そして伊豆の美しい風景。
一高の学生帽から目をそらす学生と酔客の座敷で
滑稽な踊り…