ウィーアーリトルゾンビーズの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

上映館(50館)

「ウィーアーリトルゾンビーズ」に投稿された感想・評価

湯呑

湯呑の感想・評価

4.3
CMとかMV畑出身の映画監督って何か信用できないというか…「どうせ雰囲気だけなぞった小洒落た映画なんだろ!?死ね!」と思ってしまうのは頭の固い人間の偏見だとは分かっているのだが。『下妻物語』はけっこう面白かったし、スパイク・ジョーンズとかミシェル・ゴンドリーだってそれなりの作品を撮っている…そもそも、近年は映画よりCMやMVの影響を受けた作品がどんどん増えているのでもはや監督の出自なんて関係なくなっているのかもしれない。
映画の話から少し逸れるが、最近は8bit時代(要するにファミコンとかゲームボーイの頃)のグラフィックやサウンドを疑似的に再現したゲームが大変人気である。また、サウンドについてはゲームの文脈から離れ、チップチューンという音楽の1ジャンルとして確立されるまでに至っている。チップチューンのミュージシャンの中には実際に改造したゲームボーイを楽器として使用する者もいて、本作の主人公ヒカリが持つゲームボーイ風の携帯ゲーム機もそのパロディだろう。
しかし、こうした8bit風のゲームやチップチューンは所詮、フェイクである事をまぬがれ得ない。当時のグラフィックを再現するためにいくら色数を絞っても、処理能力が段違いの最新ハード用にチューンナップされたゲームは、やはり当時のそれとはプレイフィールが根本的に異なるし、同時発音数が厳しく制限されていた当時のゲーム機から鳴る音と現在のチップチューンは全く別物だからだ。
チップチューンをサントラに採用し、筋立てを8bit時代のクラシカルなRPGに見立てた本作は、結局どこまでいっても映画のフェイクでしかない事を自覚している、という点で例えば紀里谷和明作品などとは覚悟が違う。手持ちカメラを使ったドキュメンタリータッチの映像、無邪気なルイス・ブニュエルのパロディ、iphoneで撮影されたMV風のライブシーン、特撮映画風のCG、その他ありとあらゆるポップカルチャーからの夥しい引用から構成された少年少女たちの物語は、やはりどこかで聞いた様な話なのだ。
主人公たちがRPGゲームのキャラクターの様に直線的に歩む様子を俯瞰で捉えた場面など、実はこの作品が映画に近づく瞬間は幾度もある。しかし、長久充はそうしたシーンをキッチュな映像処理ですぐに打ち消してしまう。それは作り手の奥ゆかしさの表れでもあるし、映画との距離感覚でもあるだろう。
dozen

dozenの感想・評価

3.8
理解されない子供どうしが出会うドラマのような、壮大なMVのような、ブラックユーモアのような…まあ、感じたいように感じればいいのかもしれない
観た人によって見え方が変わるだろう作りは面白い
なるべく臭くならないようにテーマの部分に導いていくけど、個人的にはそれでもじゃっかん臭みを感じた

この世界観が分かる人だけついてくればいい、という傲慢なところのギリギリにあって、なんかよく分からんけどちょっとは分かることができる感がある
映画の中のゾンビーズ、その瞳にうつった自分を観る作品かも…なんて言うと臭いかもね
て

ての感想・評価

4.5
めちゃくちゃきもちよかった

タコの知能は3歳児♪
初っ端からばかたのしい、知らんけどってずーっと中指立ててる感じエモいとか古っダサってやりとりもありえんすき

ゾンビしぬほどいるよな絶望とかダサいか〜!あーたのしい
pukupukupu

pukupukupuの感想・評価

4.3
・斬新なアイデアのファンタジー作品。バンド結成してからもう一捻り何か欲しかった。
・音楽とカメラワークが面白くて良かった。
・セリフも面白い。

このレビューはネタバレを含みます

音楽やドラマを作り上げようとする物語って、どんなものでも尊い側面を抱えているよね。日頃抱えるフラストレーションを昇華させて、ここではないどこかへと歩みだそうとする。その、ここではないどこかというものを、今いるこの場所に生み出そうとする。だからとても素敵だと思う。
で、大人とかかわる世界、学校の世界、親との世界に絶望して、世界の鮮やかさを感じ取れなくなった子どもたちが、自分の置かれた立場を現在にぶつけるためにバンドを組む。その音楽はとても躍動感があって、いい。

劇中、バンド以外の登場人物の心情はかなり人工的。子どもたちの世界の感じ方をそこに投影してるのだろうけれど、納得できるかと言われると、少し厳しい。この人たち生きてるのかな?って思う。台詞回しとかそういった外面的なところを人工的にしているので、僕らが生きている世界の延長線上に彼らがいるかと言われると、うーん…って感じ。

でもさー、これ製作が電通じゃないですか。電通こそ、この子どもたちが嫌う大人の典型じゃん!彼らのバンドを利用した大人たちって、まさに広告代理店なんだよね!!映画に罪も何もないけど、歪んだものを感じるよね…。監督が考えている本質は『大人は判ってくれない』的なテーマとロックンロールなのだけど、映像編集の見せ方は終始PVっぽくて、実は子どもたちの抱える大人への反発衝動というテーマとのズレがあるんじゃないのかな…。うーん
あくび

あくびの感想・評価

2.3
テンポが良くて、冒頭引き込まれましたが、だんだん気持ちが萎え、物語に入り込めなくなり、後半はもったいない、と思った。映画じゃなくて長いPVというか。監督は映画好きなんだろうな、と思うシーンが多かったし、映像作品としては良いと思うんですが、映画となると話は別、と思った。
バンドのMVと音楽は良かったです。
しもむ

しもむの感想・評価

3.5
両親が死んだ少年少女が、火葬場で出会って仲良くなるという設定が、ティム・バートンの世界みたいで、それだけで期待してしてたんだけど、期待し過ぎたのかもしれない。
バンドが結成されるまでは楽しかったけど、そこからの展開は、ありきたり過ぎて先が読めてしまう。奇抜な設定に対し、凡庸な話に落ち着いてしまって、個人的にはもっとぶっ飛んだモノを期待してしまっていた。
そうなると、120分という時間も長く感じてしまい、後半は時間が気になってダレてしまった。

題材は「そうして私たちはプールに金魚を、」と同じく、死んだように生きる少年少女なのだけど、「プールに金魚を、」が自分達の生活圏内の世界で留まってたのに対し、今作は日本社会にまで視点を拡げている。
ただ、その点でも、社会風刺の描き方が、今というよりはひと昔前(ネット関連の描写とか)なのも少し古臭く感じてしまう。

批判が多くなってしまったけど、ゲーム風な演出や世界観は可愛らしかったし、劇中の音楽は全部良かった。テーマ曲が流れる所は個人的なハイライト。
主演4人のキャストも皆見事にハマってた。特にイクコを演じた中島セナは、今後、本格的にブレイクしそう。
ちなみにTOHOシネマズシャンテの監督と主演4人の舞台挨拶付き回で観たけど、皆わちゃわちゃして可愛らしかった。

後、パンフがかなり気合入った作りで、映画にちなんでゲームの攻略本みたいな作りになってて、内容も凝ってて面白い。
YS

YSの感想・評価

3.9
2019/6/14
配給 日活

僕たちは屍人です。

死んだも同然。

行きている意味はなんでしょう。

虚像に覆われた作られた人形。

◯◯のようなもの。

それでも生きていく、

うぃーあーりとるぞんびーず🎵


痛快。面白かったー
ちょっとリピートで長いけど、不謹慎な笑いが、伊丹十三作品みたい。
磨

磨の感想・評価

3.6
世代的にゲームと共に成長してきた人間だけに、【 ゲーム脳 】という言葉が大嫌いなんですが、8bitのゲーム調音楽&映像に乗せてポップに不謹慎ワードを並べるこの映画を観ると、“さもありなん”と思ってしまいます(笑)

今の世の中への風刺、というのもなかなか強烈で良かったです。ゾンビみたいな人いっぱいいるし…
新時代の映画、という感じの作品で発想も内容も斬新で面白いのですが、単調になってしまい後半ちょっとダレる?120分は長いのかも知れないですね。

そして皆さん仰られてますが、中島セナちゃんの色気が凄い。こんな娘どこで?と思ったけど、昨年の「クソ野郎と美しき世界」にも出てましたわ😝
へい

へいの感想・評価

3.9
キラーカットもたくさんある。
衣裳や美術もかわいい。
でも、なんだろう、ロザンの漫才をみているような感覚は、ずっとある。